『認知症ケアの倫理』第7回読書会レポート① | 寺田真理子オフィシャルブログ

『認知症ケアの倫理』第7回読書会レポート①

2022年4月14日(木)に『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』の第7回読書会を開催させていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。以下にレポートをお届けいたします。

 

 

今回は第3章の「治療に関わる」に入り、60ページから読んでいきました。

 

65ページには、有効な同意の要件のひとつとして「情報提供を受けている」ということが挙げられています。これに関連して、十分な情報提供を受ける大切さを実感した出来事や、十分な情報提供を受けていれば違う判断をしたであろう経験について話し合いました。

 

「1週間連続装用するタイプのコンタクトレンズを高校生の頃から使用していた。長年使っていたのだが、眼科が変わって検査をしたところ、角膜内皮細胞が大幅に減少してしまっていた。そのコンタクトは夜間も装用するため、悪影響があったらしい。そうなることがわかっていればそのコンタクトレンズは使用しなかったと思う。当時は商品が出たばかりで情報が少なかったことや、自分がまだ高校生で十分に調べなかったのも事実だが、医師からデメリットも含めて情報の提示があれば良かったと思う」

 

「知人がレーシックの手術を受けたが、手術後になって、『これからは日差しがあるところでは必ずサングラスをかけるように』と伝えられたという。当然事前に伝えるべき情報だと思うが、手術後に伝えるということに驚いた。知っていれば手術を受けなかったのではないか」

 

「プログラミングなど流行の習い事には高額な授業料を取るものが多い。30代の頃に社会人の大学院入試がブームになった。調べてみると、夜間で年間200万円など、かなり高額なものだった。自分は徹底的に情報収集をするタイプなので、年間35万円で学べるものを見つけることができた。情報収集が大事だと思う。かつてエステや脂肪吸引で死亡したケースなども問題になったことがあるが、宣伝文句をうのみにするのではなく、どんな問題が起こりうるのか情報収集をしておくことが大事だ」

 

 

 

【認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア講座~】

開催日:5月20日(金)20:00~21:30

会場:オンライン

参加費:2,200円(税込)

主催:全国コミュニティライフサポートセンター

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