食をどう守る | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

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箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

 田舎と都会で国が違うんじゃないかと思うくらい

意識の差があるのが「農業」に関することだと思う。


 「産業として成り立たないのなら保護する必要ないんじゃない?」

という声を昔、東京に住んでいた時、少なからず聞いたことがある。


 たぶん田舎の農家が聞いたら驚愕すると思う。

農家としては、産業としてというのもあるが、

地域を守る、先祖伝来の土地を荒廃から守るという意識もあるからだ。


 僕は農は守るべきだと思う。

都会の論理としては、

「足りなきゃ、輸入すればいいじゃないか」

ということになるのだろうが、

足りない時、本当に他国は売ってくれるのか?

補給路が断たれたらどうするのか?


 農林水産省によると、平成25年度の食料自給率は、カロリーベースは前年度と同率で39%、生産額ベースは前年度から2ポイント減少し65%、だという。


カロリーベースでは60%を他国に依存している計算だ。

国土の60%を他国に占領されたら、きっと大騒ぎになる。

戦争とは、軍事衝突だけが戦争ではない。

その前に、経済、金融、食料、資源などで、

勝負が決まるものだと思う。


 農は守るべきだ。


 話が飛躍し始めてしまったけれど、

統一地方選挙では地域や日本の食と農をどう描くかが、

争点の一つです。