TPPで薬価高騰??聞いてないヨ | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

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箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

 不覚にも風邪をひいてしまい、
いよいよ治らないので、観念して
先日病院へ行ってきました。


 病院で言われた通り薬局で
薬を処方してもらいました。
「ジェネリック薬品だと、
薬の価格が安くなりますよ」
と勧められたので
「じゃあ、それで」
と、薬の一部をジェネリックにしてもらいました。


 しばらく病院に行ってなかったので、
ジェネリックという響きが妙に新鮮に響きました。

ほう、これが噂のジェネリックか。


 ジェネリック薬品は

政府が医療費抑制の切り札として
推進しているのだ。


 ところが、それに逆行するような
事態も進行中なのです。


 TPP。
メリカが特許保護を強力に主張しているようなのです。

もし、これが認められれば、後進国の国民は大打撃。
薬が安価で手に入らなくなる。
一部、デモも起こっているらしい。


 命にかかわることなので、コトは重大です。

現在、新薬の特許期間は20年間。
この間は新薬開発メーカーが保護されるわけです。

で、その期間が過ぎた後、8年間は再審査。

20年と8年が過ぎた後、初めて他社が
ジェネリックを販売できる仕組み。

このうち、特許期間延長をアメリカは狙っていて、
日本も同調するのだという。


 これが認められれば、
安い薬を入手する機会は減ってしまい、
まさに、金の切れ目が命の切れ目になってしまわないか。


 自由貿易をアメリカと行っている韓国では

薬価高騰の事例もあるという。


 自由貿易という名の裏で

強力に業界保護が行われて、

本当に薬の必要な人に

薬が手に入らないのは

健全な社会ではないと思う。


 この問題は報道が少ない分、

知らないうちに決まっていたなんてことが無いように

要チェックです。