今年最後のブログというわけで、最近の学区の仕事状況について。

今年もう残りわずか。アメリカは一般的にクリスマスが仕事納めでそれ以降は休み・・・のはずですが、School Districtはそれが当てはまらず(学区で働く人は日本でいう地方公務員で、僕も外国人だけど、アメリカでは一応公務員)、今年最後の週(31日まで)も仕事です・・・。

今年はあまりブログの更新が出来なかったので、来年は更新率を上げたい!!という目標を立てつつ、今年お伝えできなかった学区の仕事の話しをすると、

今年の夏に新たなCoworkerが一人、秋頃に一人と職場のオフィスがやっと全てうまったのですが、秋頃入ってきたData Analystの同僚が面白い分析をしてきました。それは、

学区内で働く教員の出勤・欠勤率のデータ分析結果

実は、このブログでも何度かお伝えしましたが、私が働く学区内の、Research Planning Accountabilityオフィスは、生徒に関するデータ(学力結果、出席・欠席率、住所などなど)はアクセス可能でも、学区内の財務関連のデータ、そして先生に関するデータはアクセスできませんでした。

財務関連のデータは理解できますが(学区内のファイナンスの部署が管理)、教員関連のデータが全くアクセスできず、先生一人に何人の生徒を指導しているか?というデータ分析など、できるには出来ますが、データファイルをかなりいじくる必要があるなど、それはそれは面倒でした。

それが、今年からやっと教員のデータアクセスが可能になり、教員の出勤率を各学校別でデータ分析しました。そして、結果を見たんですが、これでビックリ。

学区内にある数多くの学校で、先生の欠席が異様に多い!!

という事実。データベースには、毎日の欠勤した教員&欠勤授業数が保存されるのですが、それを全て集計&整理し、学校別でどれだけの授業数が欠席されたか分析してビックリ。学校別でかなりの差がありました

これは、学校によって、先生が頻繁に欠席しても(悪い意味で)オッケーな環境(学校全体である程度休んでも構わない、そしてそれを黙認している校長・教頭先生を含む学校関係者がいる)があり、先生も好きに休んでいるため、生徒の学力が上がるわけはありません。

現時点では、まだ学校は続いているので、今年度(2014-15年度)今、毎日データを集計してて、今年度が終わり次第、きっちり分析&レポートして上層部(つまり、学区のトップである教育長など)に報告予定となります。

学校の先生がこんなに休んでも構わない、あるいはそれでも辻褄があい。好き放題に休んで、代理の先生をテキトーに立てて授業はしたようにしているのであれば、大問題です。いやー、面白いデータがアクセスできるようになったもんだ!!とCoworkerはワクワクしながら、毎日集計しています(笑)。

他方、私は、今年も行われたアンケート調査結果(Survey Research)を分析中で、今年度は上層部が各学校に良い意味で通達を何度もしたおかげで、教員の回答率がかなり上がり、去年のようないくつかの学校のアンケートに答えた先生の数が10人にも満たない・・・なるふざけた回答率がなくなり、分析しがいがあります(今の所、生徒のアンケート調査結果は終わり、教員のアンケート調査結果の分析中)。

このアンケート調査リサーチ。なんでか分かりませんが、回答率(Response rate)毎年小学生が一番良く、学年が上がるごとに回答率が悪くなり、ひどい高校になると、回答率が6割ぐらいで、その後、有効回答率(つまり、回答してても、ぜ~んぶ同じ回答をしているものや回答をスキップしまくっている回答は基本無効なので、それを除外したのが有効なもの)になると、約半分まで下がってしまうことになったりと、困ったもんです。

というわけで、去年もそうだったですが、毎年年末は比較的ゆっくりペースで、1月の中頃からどっさり仕事が増えるのが、ここSchool Districtの傾向なので、今だけゆったり仕事してます。

というわけで、年末は仕事して、趣味の社交ダンスパーティー行って年越しの予定。では、皆さん、良いお年を。