アメリカで問題となっている学力テストにまつわるカンニング行為について。
Students: The First Defense Against Cheating
http://www.quickanded.com/2011/03/students-the-first-defense-against-cheating.html
When Test Scores Seem Too Good To Believe
http://www.usatoday.com/news/education/2011-03-06-school-testing_N.htm
The Search for a New Way to Test Schoolkids
http://www.usatoday.com/news/education/2011-03-18-schooltesting18_ST_N.htm
何度もお伝えしている学力テストとカンニング問題。最近、アメリカの全国紙・USATodayで学力テストについて連載されている・・・という情報を知り、記事をいくつか読んだので、興味深い内容をお伝えしようと思います。
<どんどん重要になる学力テスト>
現在学力テストを先生の評価に加えることになったのは10州。最大2万5000ドルまでのボーナスまで支給するというワシントンDCから、約130ある学校のほとんどが、学力テスト結果の悪さから閉鎖になったミシガン州・デトロイト地区までいろいろな影響が出ています。
というわけで、そんな感じで重要度が増している学力テスト。残念ながらこの結果生じてしまったのが、
Testing Irregularities
(テスト結果の不正)
学力テストが重要となりテスト会社の仕事が増す一方、、カンニング防止のためのテストセキュリティー会社の仕事も増している昨今。
<テキサス州のカンニング>
参考程度にカンニング関連の記事を見ると、テキサス州の場合、
ブッシュ政権がNo Child Left Behindを掲げる10年前から州規模の学力テスト(数学と英語)を実施
2006年に州政府役人が地元新聞社によって報告された、蔓延するテスト改ざん問題について言及。この時、テストセキュリティー会社から700校以上の学校のテスト結果に不正行為の疑いがあると報告される。
2007年以降、テストセキュリティーを強化し、
computerized bubble-sheet and erasure analyses, surprise visits to schools and signed security oath
(コンピューター式マークシート、Erasure Analysis(統計学上の分析)、学校への抜き打ち訪問、誓約書に署名)
といったことを実施。
カンニング防止を強化する一方、2008年のカンニングの疑い3954人から、2010年4462人に人数増加。つまり、防止状況はなかなかうまく行っていない状況・・・。
<テストセキュリティー会社>
というわけで、カンニング増加とともに増しているTest Security。とはいえ、これも結構大変で、
Investigations can be time-consuming and expensive
(カンニングの調査は時間とお金がかかることが多い)
ということ。
実際、カリフォルニア州の場合、ランダムに選んだ150から200校の学校に対してテスト監査を実施した経緯があったのですが、結局お金が続かず、二年前に取り止めたくらい・・・。
さらに、(このブログで何度もお伝えした)Erasure Analysisなるカンニング発見のデータ分析も財政上取り止め、10万5000ドル(約950万円)節約できたとか。
というわけで、カンニング防止を外部の会社の委託するにもやはりお金・・・という問題がひっかかります。
<カンニングを防止するには?>
とはいえ、ではお金がかからずカンニングを防止するには?となると、これといった手立てがありません。唯一あるのが、
Building a school culture that discourages cheating and helps students value hard work
(カンニングを阻止し、生徒の勤勉さに価値を置く学校カルチャーを構築すること)
なる、当たり前の手立てのみ・・・。
というわけで、カンニング防止にはお金はかかるわ、具体的な手立てはないわ、一体どうするのでしょう・・・ということが気になるカンニングネタでした・・・。