今年の夏は、実姉と姉妹コンビを組んで

漫才頂上決戦「M-1グランプリ」に

出場しました。

 

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当時、このような質問を

いただくことが度々ありました。

 


「ネタ作りはどうされているんですか?」

 

 


はい、お答えします!

 

 

ネタ作りは、姉とわたしと


あともう一人

 


元、吉本興業の芸人をされていた方に

アドバイスをいただきながら

作っていましたー!

 

 

この方のことを、ブログでは

「吉本先輩」と呼ばせていただきますね。

 



吉本先輩は、ネタ作りに関わるとともに

漫才の直接的な指導もしてくれました。

 


このご指導がですね、、、

 

ほんっとうーーーにすごくって!!!

 



漫才について学んでいるのだけれど

その実、ゼロポイントアプローチの

インストラクターとして、


講師をする際にも、セッションをする際にも

必要なスキルについて

実践的に学べる時間でもあったのですねー。




漫才のツッコミとしての指導を得る中で

最も大きな学びとなったのは


いかに相手の話を聴くか?


ということ。




これ、意外ではありませんか?




通常、漫才のツッコミへの指導というと、

どんなふうにツッコむべきか?

というところに焦点が当たりそうですよね。

 


でも、


わたしが教わってきたのはずーーーっと


いかに話すか?ではなく


いかに相手の話を聴くか?


その姿勢についてだったのです。




具体的には、


相手の話は、

しっかりとイメージしながら聴くべし!


とかね。



相手の話を聴く際に

ありありとしたイメージが伴っていないと、


どうしても受け止める側の

反応(リアクション)が

弱くなってしまうんですね。



実際に、漫才中にイメージをせずに

相手の話を聴いていると、


なぜか吉本先輩にバレるんです。




「受け(受け止め方)が弱いな。


今、相手の言うてること

ちゃんと頭に浮かべてたか?」


と、必ずツッコまれてしまうのです(汗)




他にも、


隣にいる相手とだけ会話をするのではなく

会場(観ているお客さん)も巻き込むこと


という注意も何度も受けました。



これはそのまま

講座をする際の講師の姿勢としても

必要なスキルなんですよね。




1対1のコミュニケーションを大切にしつつも

周囲の人への説明も忘れず、

周りの動きにも

つねに意識を働かせておくこと。



まさか、漫才のツッコミ練習を通して

鍛えてもらえるとは思いもしませんでした、、!




他にも実用的な学びが

てんこ盛りでしたよーーー!!



たとえば、


漫才にはいわゆる台本があるんですね。


その台本のセリフを

「ちゃんと間違えずに言えるようにしよう」

と頑張って練習をするわけですけども。



いざ、吉本先輩に観てもらうとですね、、



「次に自分が何を言おう?

にばかり意識が向いていて

相手(ボケ担当)の話を聞いてないやろ?」



とツッコまれたり



「ただ覚えたセリフを上手に

言っているだけ、になっとるで。


自分たちがまずは楽しむっちゅう

姿勢が感じられん。


そんなんでは、会場のお客さんを

楽しませることなんてできんよ。」




「漫才は、一旦セリフは覚えるんやけども

演じる時はいつでも

相手の話を初めて聴いたっちゅう

新鮮なリアクションが必要なんや。


毎回毎回、相手の話を聴くときは

新鮮な気持ちで聴かなあかんよ。」




「あかん。目の前の相手しか見とらんよ。


ツッコミの仕事は、

漫才を観ている会場のお客さん全体に

状況説明をする役割もあるんや。


会場のお客さんも観なあかん。

お客さんの存在も意識しながらやるんやで」



などなどなど。



思わずドキッ、グキッとするような

的確なアドバイスを


いつも真っ直ぐなストレート球でもって

投げ込んでくれたのです。





「相手の話を聴くこと」については、

ゼロポイントアプローチ創始者の

橋本陽輔師匠からも


何度となくご指導を

いただいてきていることです。



そして、


あぁ、わたしはいつもこの点を

注意されてしまうんだよな、、、


と自覚している部分について



それを改善するためのエッセンスが

ギュギュギューーーーッと凝縮されていたのが

M-1の漫才練習だったのですね。




この事実に気づいた時は

胸が震えました。



「お笑いが大好きだから、

M-1にチャレンジします!」というのは、


一見すると、インストラクターの活動とは

無意味なことのようにも思えます。



が、実際には


インストラクターの活動に

直接的に必要な学びの

宝庫だったのですから!!




だから、



練習を重ねていくうちに

普段はあまり褒めることをされない

吉本先輩から



「よう練習したやろ?分かるで。」



「だいぶようなってきたなぁ!」



「M-1で勝ち抜こうとせんでもよければ

もう十分、立派なレベルになっとるよ!」



と褒めてもらえたときには


内側からグンと自信が湧いてくるのを

感じました。




本番の舞台でも、

今までのすべてを出し切れた感覚があり


結果は残念なものでしたが


得るものは大山のごとく大きかったと

感謝の気持ちでいっぱいです。




わたしたちはどうしても

人とうまくコミュニケーションを

とりたいと思うとき


いかに「自分が」上手に話せるか?に

意識を向けてしまいがちです。



けれど



いかに自分が上手に話すか?よりも

コミュニケーションにおいて

もっとずっとうんと大切なことは



いかに相手の話を聴けるか?



であること。




そのために必要な実践的な学びを

大好きな漫才の練習を通して

得ることができたことは


本当にありがたすぎる経験でした。





大好き!を深めよう。




そうすれば必ず

そこで得た経験は


どんなことでも必ず

あなたの人生の宝になるから。






それでは、また!

 

ゼロポイント・アプローチインストラクター

YASUKO

 

 

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