春ですね。

春ってなんでこんなに心地よく、

同時にちょっぴり切ないのでしょうか?

 

それは私が別れと出会いの季節の思い出を

その温度と光と香りに

投影するからなのでしょうか?


Pale Blueは、

サイレントに入るちょっと前ぐらいから、

入った直後ぐらいまで

私がひたすら聞き続けていた曲。

これを聞きながら、

どれだけの涙を落しただろう。

 

だけど、ある時から、

ピタッと聞くのをやめた。

それは泣き暮らすサイレント初期の時期が

終わった頃だったと思う。

急に共感できなくなって、

もっと幸せな香りのする曲が聞きたくなった。

 

時に聞くことがあっても、

特に切なくなることもなくなっていた。

 

それなのに昨日、

久ぶりに車の中で聞いていたら、

一つ一つの言霊が

大きく体の中に響きわたって、

涙が溢れてきた。

 

春の日差しを感じながら、

無意識のうちに流れ出る涙。

 

 

無意識で無抵抗に

静かにツーっと流れる涙

というものがあることを知ったのは

ツインに出会ってから。 


その涙は浄化の涙だと私は感じる。

 


昨日のそれは、

昨年の夏ごろの涙とは違う涙。

 

良く自分でもわからないけれど、

卒業式の時に流れ出る涙のような、

そんな感じの涙。

 

そして思った。

 

私、恋をしていたんだなぁって。

 

自分の感情や抱いている想いは、

複雑すぎて言葉になんてできない

と思っていたけれど、

昨日のその瞬間、

とてもシンプルにただ思った。

 

私、本当に好きだったんだなぁって。

 


晴れた日の朝

あなたのことがどこまでも大切でした

言えないでいた言葉交し合った

笑えるぐらいおだやかに


 

 

 

でも片思いの物語はもう終わり。

卒業。

 

さて、第2章はどんな物語にしよう?