“昨年H月、「NHKのど自慢」の予選会に出場した。高校時代、学校の催しで全校生徒の前で披露した曲で挑むことにした。今は大御所となった演歌歌手のデビュー曲だ。1カ月間、毎日練習し、当時の彼のイメージに合わせスーツ姿で臨んだ。
 予選会場のホール入り口には出場者の応援団が列を作って並んでいた。200組が、番組に出場できる20組への狭き門を目指した。80番目となった私の出番がいよいよ回ってきた。極度の緊張で、音程を外してしまった。合格者発表で自分の番号を通り過ぎた時は天を仰いだ。
 それでも、これほど大勢の人の前で歌う機会はなかなかない。とても気持ちが良かった。日常とは違うひとときを楽しめて大満足だ。また次の機会を目指して精進したい。”(2月16日付け中日新聞)

 愛知県岡崎市の近藤さん(男・65)の投稿文です。NHKのど自慢は時折見ますが、その裏側は知りませんでした。近藤さんの投稿文でそれを少し知ることができました。200組で20組の出演で10倍、でも応募数はもっと多かったのでしょう。どのくらいの倍率でしょうか。出演するのは大変なことと分かりました。これも日常と違う貴重な体験です。そしてこうして語ることもできます。なんでもやってみるものです。
 これも好奇心がなければできません。あまりに野次馬的で人の迷惑になってはいけませんが、好奇心は大切です。活力の源です。もう人生は終わった、と高齢者は好奇心を失いがちです。ですから高齢者ほど必要とも言えます。先日知り合いが100歳で亡くなりました。ボクにはまだ20年あります。これからカラオケでもやって頑張ろうかな。