たとえば冬の朝早くに
2人で散歩をしたとして

私は肺が凍り付いてゆくのを感じながら歩いている


あなたはこう言う

あそこまで走ってみない?と。


私はこう返す

面白いね


私はとうに凍ってしまっていて
走ることなんて到底無理。

だけど走るの

君が走ることを望むのならば。



私は凍り付いた肺が溶けていくのを感じながら走るの。


そんな感じ




歩く歩く


とぼとぼと歩くのではなく
大好きな歌を口ずさみながら


私は元気、あなたは?

私たちが過ごした蜜のような一瞬は
切り取って一緒に持っていく。


大丈夫。私たちは、大丈夫。



人間の本質が善か悪かという議論があるけれども

どっちだっていいの
私にとって善か悪か
あなたにとって善か悪か

あるいはどちらでもないか、どちらでもあるか

契約
そう、契約をするから、ルールが多くなってしまう
これは大丈夫、これは駄目だと言う

契約さえ無ければ
何をやっても大丈夫。誰も何も咎めない

約束を破ることも破られることも


世の中に存在する契約に
背けば悪、従うのなら善と言うのならば、ね



永遠とは 逃げないことでしょう?
小さな頃、熱を出すと
空気のかたちが見えるときがあった

見えていた、というよりも
見えるように感じていた、が正解かもしれない


大きさは様々、大きいものも小さいものもあるそれは
透明なゼリーのようで


私は部屋の中に漂うそれを
ひとつずつ飲み込んでいく。


ときには
小さいけれどとても重いものがあって

飲み込むことがとても恐ろしかった
何故だかそれだけは飲み込んではいけない気がして。

鼓動が速くなる


そして歌うの、必死になって。

歌うことで自分と現実とを必死につなぎ止めようとした
お願いだから、いつもの世界に戻って!って


選曲は、何故だかいつもミッキーマウスマーチ。

私のミッキーマウスマーチが聴こえると
お母さんが部屋に来て、手を握っていてくれたの

空気の塊は消えて


ようやく私は
いつも通りの呼吸を始める
半年に一度の冒険、
考えつく限りの高いところと深いところへ

もっと高く、もっと深く。
そしたらきっと
いつかこの星とはおさらばね、


なんて小さな悩みだったんだろうと思う日がくるだろうか


私の宇宙は
大きな大きな生物の所有する水槽の中。

ときどき大きなレンズで覗く
なんて小さな生き物が生活していることだろう、と


それでも見上げる、
なんて広い空なんだろう


あの星は消えないで
そんなときもあるよ、と目を閉じて
気持ちも閉じ込めたら

大抵のことが上手く進んだ

だからきっと
こんな感じでやっていけば良いのかもしれない

そう思うけれども


ただ私のキャパシティにも限界がある。
溢れ出す


溢れてから治す方がずっと大変なことくらいわかっているのに



ねえ
空気の形を感じたことって、ある?
I love youの解釈について。

まだ日本にこの言葉が無い時代、
ある人は、どうにかしてこの言葉を日本語に訳そうとしたの。


あなたの為なら、死んでもいい



これが彼の答え。

今では愛しているというのが一般的な解だけれど


もう一度考えた、

私だったら?



あなたの幸せを心から想う

だろうなやっぱり。


あなたが幸せに生きている、私も幸せに生きる。

あなたを響かせることはできないかもしれないけれど






広い宇宙の中に放りだされて
帰り方もわからない
何を目印に進めばよいのかすらわからない
そもそも帰る場所とは何処なのか


刻一刻と変わっていく風景に恐怖すら感じて


考えろ、考えろ、マクガイバー


そしてふと気付く
さっきからずっと、あの星だけは動かずにいるじゃないか、と


これは不変の話。
強い強い不変のイメージの話。
理想とは?現実とは?


こうなりたい、と思っていても
自分を変えるということは
とても労力のいることで

だけど変えなくてはいけない、時もある。
自分の力で。
こればっかりは人に頼むことはできない


自分のテンポで、タイミングで、ルールで、話すことは簡単。


けれどもそれはあくまで"自分の"だから。


あたしはよく、何を考えているか解らない、とか
よく解らない、何も考えていない、と言われるけれども

それはきっと
頭の中で次々と現れるイメージや感情を全部は伝えていないから。


実は自分でも処理できないほどのスピードで、いろんな想いが頭の中を巡っている。


本当に何も考えていないときもあるけれど。




むかしむかし、
学級日誌か連絡帳か忘れたけれど
好きな言葉を書く欄があったの

以心伝心

私はそう書いた。
言葉で言わなくても伝わるなんて、なんて素敵なの!って。

だけどね、大好きだった先生はこうコメントしたの。



言葉で言わなければ伝わらないこともあるんだよ。伝えることって難しいけれど、とても大切です。



本当だね、伝えなくちゃ。
私がいくら考えたって悩んだって
伝えなくちゃ伝わらない。





私のマイペースなテンポをいつまでも気長に待つ人がいる。


私の沈黙が意味することを理解する人がいる。


混乱した頭の中を、
それなら全部出していまいなよと言う人がいる。




どれも幸せなこと。



伝えたい人がいて、伝えなくちゃいけない人がいるから。



















万有引力とは
引き合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる

それ故みんなはもとめ合う



宇宙はどんどん膨らんでゆく

それ故みんなは不安である



二十億光年の孤独に

僕は思わずくしゃみをした



久しぶりにゆっくり本を読んで
気持ちよかった!
音と音の組み合わせっていろいろあるでしょ、

だけど、
この音とこの音が一緒になると美しい音色になるけど

こっちの組み合わせは美しくない
いわゆる不協和音

同時に響く二つ以上の音が、協和融合しない状態にある和音
不協和音。


そんなことって、ある?

それはただ
脳が快感と感じるか、不快と感じるか。


だけど、この音とこの音の和音は正解、こっちは不正解って


おかしな話だ
さっきまで見てた星
すごく綺麗だと思っていた

だけど今見たら
さっきの場所には居なくて

きっと星じゃなかったんだ。



だけどそういうもの


光っていればそれは美しくて

星だと勘違いしてしまう。

そういうもの