居合道、稽古覚え書き。
金曜晩の稽古、間合を考える。
道場に到着後、先に稽古をはじめている他の方を見ながら稽古準備をする。
うん、やはり間合の問題だ。
その方の稽古の様子を見ていて、改めて実感した。
これは改善点、重要テーマだ。
「人の振り見て我が振り直せ」
これは居合道が由来の言葉だろうか?😄
以前、県の居合道講習会で、講師の先生が「投げるような振り方をしない」と仰った。
まさしく、この「投げるような」振り方だ。
私もそうなっている。
なぜそうなるのか?
居合道の稽古では「大きく振れ」と指導される。
誰もが振る動作が大きくなることを意識する。
ところが、これが極端になると「投げるような振り方」ともなるし、「力んだ振り方」ともなってしまう。
どうして「投げるような振り方」になるのか?
結論的には振る動作の途中で、大きさを稼ごうとするからだ。
遠くの物を切ろうとしてしまうからだ。
そのために、振っている最中に手、腕の各関節の角度を変えたり、関節の「遊び」を伸ばそうとしてしまう。
刀を振る、この動作は腕と刀を「回転」させている。
「回転動作」だ。
振る動作の大きさを稼ごうとしてしまうと、振っている途中で「回転の中心」や「回転の半径」が変わってしまう。
こうなってしまうのが、「投げるような振り方」となるし、「力んだ振り方」にもなってくる。
要するに「悪いクセ」である。
改善、解決するには「間合」を考えるのが早そうだ。
刀を振るとき、「一体どこを切ろうとしてる?」と問いかけて稽古するしかない。
この日の稽古、今までイメージしていたところよりも近いところに振り下ろすようにしてみた。
録画してみたところ、だいぶ具合が良さそうだ。
また、スローで再生してみると、刀と体が一体となるべきところが崩れているところも発見できた。
少し手がかりが得られた。
これ、剣道にも通じることだな・・・
長くなるので、今回は割愛。