腕時計を修理に出しました。
時刻合わせのリュウズ、引き出せなくなったためです。
1日に1分程度の遅れが出るクセがあり、
毎日時刻合わせ調節をしていました。
機械式時計の儀式、そんなふうに考えていましたが。
毎日、操作していると不具合が出る心配を感じていました。
それが的中・・・
この時計、SEIKOのプレサージュという製品。
機械式の自動巻きタイプ。
このブランド、5万円台から20万円クラスまで、さまざまモデルがあります。
私は確か7万円くらいの定価のモデルを、クーポンやらポイントを使って5万円台で購入した記憶。
今は、クオーツとか電波時計とか、正確なものが主流に思います。
あえて、その時代に自動巻きタイプを使っています。
それには理由があって。
以前は、ソーラー電波時計を使っていました。
電波で時刻合わせするから正確だし、
電池交換はしなくて良いし、
防水タイプなら多少の雨など水に強いし。
ずぼらな私にはちょうど良い。
そう考えてソーラー電波時計を使いました。
ところが・・・
意外な弱点があったんです。
それは
時刻が狂う。
これは私の使い方が悪かったのかもしれないのですが、
モーターを使った駆動部の時計の宿命らしいです。
電波時計やクオーツ時計が狂ってしまう原因はいくつかあります。
解説しているサイトがありました。
私が使ったソーラー電波時計は3つくらいあったんです。
どれも2年ほど経つと狂いやすくなって。
思い当たることは「針飛び」。
あと考えられる原因としては、確認してないんですが「磁気帯び」。
磁気帯びは、何かの原因で、時計の部品が磁石になってしまって、動作が狂ってしまうこと。
「針飛び」とは・・・
腕時計で、モーターで駆動している場合、サイズ的にモーターは小型。
そんなに力があるわけじゃない。
そうすると、歯車や針などは軽量化されている。
使用時のショックでズレてしまうことがある、と。
このタイプには、針ズレを直す調整方法があります。
それを行えば、元に戻って正確な表示をしてくれます。
しかし、一度針飛びをしたり、まして磁気帯をしてしまうと、
頻繁に狂うことになる・・・
正確さが持ち味の電波時計が、思いの外正確に動いてくれない・・・
たびたび、針ズレ調整をしていて、
う~ん、これじゃあ表示された時刻に信頼性がないなぁ
と感じるようになって。
じゃあ、機械式に買い換えだ、と。
私にしてみると、最初の自分の腕時計が自動巻きのものだったので、原点回帰です。
買い換えたときのブログ
さて、修理に出すに当たって。
ネット通販で購入したのが2018年11月。
保証期間も過ぎているので、販売店を経由しても結局製造メーカにまわるであろうから、直接SEIKOへ依頼することにしました。
SEIKOのサイトを見ると、大変親切。
オンラインで24時間受付。
そして、メーカーへ送付するキットを送ってくれる。
これはたいへんありがたい。
ネットで申し込んだのは夜遅くだったので、
送付キットが届いたのは翌々日。
早い時刻に申し込んでいれば翌日到着です。
その場で時計を箱詰め、宅配業者へ依頼。
その翌日には修理品到着のメールが来ました。
とてもスピーディー。
このご時世ですから、どのメーカーも同様な対応をしているとは思いますが、これはとても素晴らしいと感じました。
HP上の概算では2万円+送料とのこと。
正確な見積もりはこれからメールで連絡があるはずです。
2万円というと、ちょっと高い修理費のようにも思えますが。
日本の企業を応援するためにも、日本製を長く使おう!と考えて修理に出しました。
2~3万円を出せば、手に入る時計もあると思いますが、修理に出すことで技術者さんにもデータが蓄積され、次なる製品へ活かされると思いますし。
きっと、メーカーにも役立つことになるはず。
しばらく、左手首が軽くなりますが、修理が終わってくるのを待つことにします。
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