前回、腕を短く使う、という稽古の振り返りをしました。
もう一度やってみようと考えましたが、本日の稽古は新型コロナの感染急拡大のあおりで、
自主的に自粛するとのことで、中止になってしまいました。
稽古会だけでなく、各種行事が延期や中止になりそうです。
残念ですが、仕方がありません。
このコロナ禍が始まった頃から、剣道の稽古は多くの人が出来なくなりました。
でも、様々工夫されている方もいらっしゃって。
1人稽古を、創意工夫されているようです。
昨年あたりからYouTubeなどに動画をあげている方が見られます。
こんな方たち、スゴいですね。
一昨年、全日本チャンピオンとなった松崎選手。
素振りも、様々な形態を作っていけるものだと、感心します。
みんな、スゴいなぁ。
スゴいのですが・・・
このような素振り、
私のようなジジイには
無理
あんな速い小手面を、空間打突でやったら、筋肉も関節も確実にパンクします。
明日から整形外科に通わなければいけません。
若い方は、これでも良いのかもしれません。
ただ、将来的に、故障につながったりしないか、ちょっと心配ですが。
最近の私は、特に、筋力でスピードを出すことは課題にしていません。
私のように腰痛をやったり、年齢的にもジジイになってくると、
筋力に頼らず、どうやってスピードをキープするか、
一撃で仕留めるにはどうするか、そういったことを課題にしなければなりません。
いかに体を楽に、効果的に使うか。
そこがテーマですね。
体の使い方、というと、具体的なようで抽象的で、
何を言っているのか、分かりにくいかと思います。
私にはいまだ出来ないことですが、一例をあげます。
あれこれ説明は不要かと思いますが、
上手に体の機能を使うとこのようなことも出来るのです。
↓
最初の写真だけでなく、下の方の写真も見て下さい。
女性でも300kgを担げるんですね。
身体って、いろんな事が出来るものなんですよ、たぶん。
300kgを担ぐのも、昔の人だから出来た、というのではなく、
現代の我々が身体の使い方を誤解したり、間違えているように思います。
自分で「こういう動き方をするんだ」とか「この重さを持ち上げるのが限界」とか
勝手に決めつけていることが多いのではないかと思います。
上手く使えば、あの若い人たちのように、ビュンビュン振り回すことなく、
相手に届くように振ることが出来るんです。
自分の身体、仕組みと働きの気づき、動かし方や姿勢の工夫。
それでずいぶん変われるんですね。
年をとっても若い人に劣らない、そういう身体の使い方が出来るという実感が、
最近の稽古では見えてきているので、稽古を面白く感じています。
・・・「やれる」・「できる」、というのと、「見えてきた」というのは、また次元が違っていますが。
ま、どっちにしても、面白い。
コロナ禍が収まって、早くいろんな先生方と稽古をしてみたいものです。
買い物に、節約に、旅行に