これは難題っ! バカ社長とでしゃばり社員 (居合道) | てらいち 、です

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日常のこと,稽古での気づき,自然の移り変わり・・・

まったくっ

ウチのバカ社長

なんだって、

あのでしゃばりばっかりに

仕事をやらせようとするんだっ

 

もう少し、全体を見渡して

みんなにやってもらうようにすれば

いいじゃないかっ

 

それにつけても、

あのでしゃばり

調子に乗って、自分で何でも出来ます、って顔をして、

他のものを差し置いてしゃしゃり出るもんだから、

全体の力が発揮できないじゃないか

 

えっ?

何の話ですか?って?

 

これ、私の勤務先の話ではありませんよ

 

これに近いかもしれませんが・・・

 おっと、口は災いの元、

 下手な書き込みは炎上の元・・・

 

何の話かというと、

職場の愚痴ではなく、

居合道の稽古の振り返りです

 

バカ社長の意識改革

これは難しいです。

(バカ社長とは、ヒトの脳、器用な手で解決しようとする脳のことです。つまり、私のアタマ、意識のことです。

 決して、職場の○長の話ではありません。)

 

器用な手を、すぐに働かせようとしてしまう。

表層筋を使ってしまい、

深層筋、骨格、体幹の働き、信号を無視している

 

鎖骨で刀を振る、そういう意識は持ってたんですが・・・

うまくできません。

 

竹刀で切り返しの素振りは、なんとなくいい感じに出来たんですが

刀に持ち替えたら・・・

何やってんですかねー(泣

 

意識と体が連動せず、刀の働きを邪魔していました

 

さらに、

でしゃばり社員めっ

(器用に動いてしまう「手」のことです)

 

手に力が入るものだから、

深層筋の働き、体幹からの力、

そういうものが全く分からない

 

言葉を換えれば、

表層筋の動き、力を感じるばかり。

これが無くならなければいけないのに・・・

 

難しい、本当に難しい・・・

 

ただ、今回の稽古に、収穫はありました。

わずかな光が差し込んだのか、どうなのか・・・

 

二人の亡き師匠の言葉が

業を抜きながら聞こえてきました。

 

「『たんでーん』って抜くんだ」

 

「違うっ、やり直しっ」

 

少ーし、

ほんの少し、

二人の師匠が伝えたかったことが

見えたような、

いや、見えるところまで行かない、

今になって、ほんの少し、

少しだけ感じ取れたような気がします。

言葉の中の、匂いと申しますか、なんというか・・・

 

薫陶を得た、という兆しを感じた、というか・・・

 

さ、次回の稽古、

また頑張ろう。

 

バカ社長に目を覚まさせ、

でしゃばり社員に口をつぐんでもらおう。

 

世の中の仕組みでも

自分の体、運動でも

意識改革、構造改革って、

ハードル高いなぁ。

 

 

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話変わって、下緒について。

 

このお店の下緒、素晴らしいです。

浅草 組紐桐生堂

 

値段は高めですけど、作りがしっかりしていて、長持ちします。

 

安い下緒で、何度も買い直したことを考えると、

こういった良いものを長く使うのが

結果的には経済的ではないかと思います。

 

私は、「変り安田組の組紐」を2本、

黒紫色を稽古用に、黒色を審査・試合用に

使ってます。

他にもいい色がありますねー

買うときに、思いっきり悩み、迷いました。

 

そして、もし演武でもするときがあれば、使えるようにと

「畝組 鯨」錆納戸×黒紫を持ってます。

 

「おまえ、下緒はかっこいいけど、居合はもう少しなんとかしろ」

そんな評価をいただいてはまずい、下緒にふさわしい居合が

抜けるようにしよう、そう思って、良いものを購入してしまいました。

 

・・・なので、出番がほとんど無し。