26/05/06 | 活字中毒者の徒然日記

活字中毒者の徒然日記

日々のつれづれをできるだけ分かりやすく短く書きなぐります。

2025

本:20冊(136冊,4年目)

観劇:1(13)

コンサート:1(16)

映画:2(16)

 

<読書(小説)>

1.小説文庫(22)

  風媒花、武田泰淳、講談社文芸文庫、済み

  →傑作。武田泰淳は日本文学にあまりない独特な強い

   筆致がある。似ては無いが強さでは中上健次を想起する

  アンダーグラウンド、村上春樹、講談社、済み

  草の葉、W・ホイットマン、岩波文庫、済み

  萬葉集4、伊藤博、集英社文庫、済み

  →詳細な解説は味わい深い。解説によって和歌を深く味わう

   ことができる。旅先では故郷を思う歌と旅先の人ものを

   称える歌二首を読むという奈良・平安人の歌心が良い。

   相聞歌の本歌取りがより一層の想いを相手に伝えることに

   なるという解説も印象に残った。

  ウパデーシャ・サーハスリー、シャンカラ、岩波文庫、済み

  →統覚認識の前にある普遍なアートマン

  

2.小説文庫(既読)(22)

  けものたちは故郷をめざす、安部公房、新潮文庫、読書中

  壁、安部公房、新潮文庫、済み

  →壁についての考察(哲学)を底流とした短編集。

   今回読んで面白さに気付いた。

  他人の顔、安部公房、新潮文庫、済み

  →顔=コミュニケーションの入口と出口

   事故で顔を失った男が他人の顔を模造したマスクで

   コミュニケーションを取り戻そうとする。

   その成果として妻を他人のマスクで誘惑する。

   元々の顔もマスクであったのではないか?面白い。

  天体嗜好症、稲垣足穂、河出文庫、済み

  →「わたしの耽美主義」と「わたしの神仙主義」は

   一千一秒物語の稲垣足穂による理論的解説と言える。

   一千一秒物語と天体嗜好症はセットにすべきと

   思った。

  A感覚とV感覚、稲垣足穂、河出文庫、済み

  →難しい。

 

3.文庫(最新)(22)

  天使よ故郷を見よ、T・ウルフ、新潮社、済み

  →ものすごいエネルギー、ベンの死の描写がすさまじい。

   自らの血肉をもって書かれた小説。

  源氏物語(1)、紫式部、ちくま文庫、済み

  君を夢みて、S・エリクソン、ちくま文庫、済み

  銃、中村文則、河出文庫、済み

  →銃の圧倒的な存在感に圧倒・中てられる主人公が

   その存在感で空虚な自己を埋めようとする狂気が

   緊迫感をもって描写されている

  思考の紋章学、澁澤龍彦、河出文庫、済み

  →面白い。縦横無尽に展開する澁澤龍彦の世界観を鑑賞できる

   良い作品と感じた。

 

4.小説単行本(21)

  古都、朱天心、国書刊行会、済み

  無力な天使たち、A・ヴォロディーヌ、国書刊行会、済み

  →風変りな小説

   49人の人物の語り、49の妄想

  限りなき夏、C・プリースト、国書刊行会、済み

  ビルバオーニューヨークービルバオ、K・ウリベ、白水社、済み

  →親子3代のドラマ。現代に生きるウリベの旅の中で語られる。

   心地よい文章。楽しめた。

  短編コレクションⅡ世界文学全集、池澤夏樹編、済み

 

5.小説単行本(最新)(4)

  ジェイムズ、P・エヴェレット、河出書房新社、済み

  →黒人のジム(ジェイムズ)から見たハックルベリー・フィン物語

   なるほどという視点はあるが、期待をしすぎたためか

   それほど強い印象を持てなかった。

  波、V・ウルフ、みすず書房、済み

  カフカの日記、カフカ、みすず書房、済み

  ベル・ジャー、S・プラス、晶文社、済み

 

6.小説単行本(既読)(4)

  V、T・ピンチョン、新潮社、済み

  →難しいが面白い。

  移民たち、W・G・ゼーバルト、白水社、済み

  メイソン&ディクソン、T・ピンチョン、新潮社、済み

  →アメリカ版弥次喜多珍道中、メイソンは結局アメリカで生涯を

   終えたのか?測量の専門用語・原理がわからないまま読み進めて

   しまったが十分楽しめた。

  土にまみれた旗、W・フォークナー、河出書房新社、済み

 

<読書(専門書)>

1.専門書文庫(22)

  甘粕大尉、角田房子、朝日文庫、済み

  →知っていた印象と大分違った。

   ラストエンペラーで坂本龍一が演じた甘粕正彦の印象が

   強かったためと思う。戦前の非人道的な社会が作り出した

   人間といえる。

  インド神話、上村勝彦、ちくま学芸文庫、済み

  →豊饒な神々の神話の世界。神々と言っても人間らしさが

   あって親しみを持てる。仏教とのつながりも面白い。

  神・人間及び人間の幸福に関する短論文、スピノザ

  、岩波文庫、済み

  →スピノザについては汎神論的と聞いていたが、

   それよりも極端ですべては唯一無二の神の属性という立場。

  閔妃暗殺、角田房子、筑摩学芸文庫、済み

  →三浦悟楼がなぜ閔妃(高成皇后)を暗殺したのか

   親露に傾きすぎたということだが歴史の流れとしては唐突で

   不気味さがある(井上馨や陸奥宗光がならわかるが)。

   巻末説明にあったように日本政府の暗黙の了解と支持が

   あった上でそれをするに相応しい人が公使として派遣された

   とみるのが妥当ではないか?いずれにしても酷い話。

 

2.専門書文庫(既読)(2)

  夢想の詩学、G・バシュラール、筑摩学芸文庫、済み

  →難しい。

  空間の詩学、G・バシュラール、筑摩学芸文庫、済み

 

3.専門書文庫(最新)(3)

  日中15年戦争、黒羽清隆、ちくま学芸文庫、済み

  知恵の樹、H・マトゥラーナ&F・バレーラ、ちくま学芸文庫、済み

  →素晴らしい!!勉強になりました。この本で

   オートポイエーシスの理解が深まった。特に入力が無いという

   誤解をしていたことがよく分かった。面白い。

  六ケ所村の記録、鎌田慧、岩波現代文庫、済み

 

4.専門書単行本(22)

  地衣類・ミニマルな抵抗、V・ゾンカ、みすず書房、済み

  →面白い。共生の話がとても印象に残った。

  希望の原理第一巻、E・ブロッホ、白水社、挫折

  →難解な哲学用語とそれらが投げつけるように勢いをもって

   記述されていて読みにくいところがある。

  精神のエネルギー、H・ベルクソン、白水社、済み

  第二次大戦回顧録2、W・チャーチル、みすず書房、済み

  世界の見方の転換、山本義隆、みすず書房、済み

  

5.専門書単行本(既読)(4)

  こころの旅、神谷美恵子、みすず書房、済み

  火の精神分析、G・バシュラール、せりか書房、済み

  生きがいについて、神谷美恵子、みすず書房、済み

  人間をみつめて、神谷美恵子、みすず書房、済み

  →味わい深い

 

6.専門書単行本(最新)(3)

  思考と動くもの、A・ベルクソン、白水社、読書中

  北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争、堀真清、済み

  近代日本の国家政治、堀真清、早稲田大学出版部、済み

  二・二六事件を読み直す、堀真清、みすず書房、済み

 

<その他>

1.新書(36) 

  琉球処分、塩出浩之、中公新書、読書中

  アジア経済とは何か、後藤健太、中公文庫、済み

  陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点、扶桑社、済み

  日本軍慰安婦、吉見義明、岩波新書、済み

  創造性はどこからやってくるか、郡司ペギオ幸夫、

   ちくま新書、済み

  

2.読書(kindle)(35)

  行為主体性の進化、M・トマセロ、白揚社、済み

  関心領域、M・エイミス、早川書房、済み

  ハックルベリー・フィンの冒険、岩波文庫、済み

  デカメロン、ボッカッチョ、河出文庫、上中下済み

  15年戦争小史、江口圭一、筑摩学芸文庫