2025
本:23冊(139冊,4年目)
観劇:1(13)
コンサート:1(16)
映画:2(16)
<読書(小説)>
1.小説文庫(22)
風媒花、武田泰淳、講談社文芸文庫、済み
→傑作。武田泰淳は日本文学にあまりない独特な強い
筆致がある。似ては無いが強さでは中上健次を想起する
アンダーグラウンド、村上春樹、講談社、済み
草の葉、W・ホイットマン、岩波文庫、済み
萬葉集4、伊藤博、集英社文庫、済み
→詳細な解説は味わい深い。解説によって和歌を深く味わう
ことができる。旅先では故郷を思う歌と旅先の人ものを
称える歌二首を読むという奈良・平安人の歌心が良い。
相聞歌の本歌取りがより一層の想いを相手に伝えることに
なるという解説も印象に残った。
ウパデーシャ・サーハスリー、シャンカラ、岩波文庫、済み
→統覚認識の前にある普遍なアートマン
2.小説文庫(既読)(22)
けものたちは故郷をめざす、安部公房、新潮文庫、済み
壁、安部公房、新潮文庫、済み
→壁についての考察(哲学)を底流とした短編集。
今回読んで面白さに気付いた。
他人の顔、安部公房、新潮文庫、済み
→顔=コミュニケーションの入口と出口
事故で顔を失った男が他人の顔を模造したマスクで
コミュニケーションを取り戻そうとする。
その成果として妻を他人のマスクで誘惑する。
元々の顔もマスクであったのではないか?面白い。
天体嗜好症、稲垣足穂、河出文庫、済み
→「わたしの耽美主義」と「わたしの神仙主義」は
一千一秒物語の稲垣足穂による理論的解説と言える。
一千一秒物語と天体嗜好症はセットにすべきと
思った。
A感覚とV感覚、稲垣足穂、河出文庫、済み
→難しい。
3.文庫(最新)(23)
野生の棕櫚、W・フォークナー、中央公論新社、読書中
天使よ故郷を見よ、T・ウルフ、新潮社、済み
→ものすごいエネルギー、ベンの死の描写がすさまじい。
自らの血肉をもって書かれた小説。
源氏物語(1)、紫式部、ちくま文庫、済み
君を夢みて、S・エリクソン、ちくま文庫、済み
銃、中村文則、河出文庫、済み
→銃の圧倒的な存在感に圧倒・中てられる主人公が
その存在感で空虚な自己を埋めようとする狂気が
緊迫感をもって描写されている
4.小説単行本(21)
古都、朱天心、国書刊行会、済み
無力な天使たち、A・ヴォロディーヌ、国書刊行会、済み
→風変りな小説
49人の人物の語り、49の妄想
限りなき夏、C・プリースト、国書刊行会、済み
ビルバオーニューヨークービルバオ、K・ウリベ、白水社、済み
→親子3代のドラマ。現代に生きるウリベの旅の中で語られる。
心地よい文章。楽しめた。
短編コレクションⅡ世界文学全集、池澤夏樹編、済み
5.小説単行本(最新)(4)
ジェイムズ、P・エヴェレット、河出書房新社、済み
→黒人のジム(ジェイムズ)から見たハックルベリー・フィン物語
なるほどという視点はあるが、期待をしすぎたためか
それほど強い印象を持てなかった。
波、V・ウルフ、みすず書房、済み
カフカの日記、カフカ、みすず書房、済み
ベル・ジャー、S・プラス、晶文社、済み
6.小説単行本(既読)(4)
V、T・ピンチョン、新潮社、済み
→難しいが面白い。
移民たち、W・G・ゼーバルト、白水社、済み
メイソン&ディクソン、T・ピンチョン、新潮社、済み
→アメリカ版弥次喜多珍道中、メイソンは結局アメリカで生涯を
終えたのか?測量の専門用語・原理がわからないまま読み進めて
しまったが十分楽しめた。
土にまみれた旗、W・フォークナー、河出書房新社、済み
<読書(専門書)>
1.専門書文庫(23)
純然たる幸福、G・バタイユ、筑摩学芸文庫、読書中
甘粕大尉、角田房子、朝日文庫、済み
→知っていた印象と大分違った。
ラストエンペラーで坂本龍一が演じた甘粕正彦の印象が
強かったためと思う。戦前の非人道的な社会が作り出した
人間といえる。
インド神話、上村勝彦、ちくま学芸文庫、済み
→豊饒な神々の神話の世界。神々と言っても人間らしさが
あって親しみを持てる。仏教とのつながりも面白い。
神・人間及び人間の幸福に関する短論文、スピノザ
、岩波文庫、済み
→スピノザについては汎神論的と聞いていたが、
それよりも極端ですべては唯一無二の神の属性という立場。
閔妃暗殺、角田房子、筑摩学芸文庫、済み
→三浦悟楼がなぜ閔妃(高成皇后)を暗殺したのか
親露に傾きすぎたということだが歴史の流れとしては唐突で
不気味さがある(井上馨や陸奥宗光がならわかるが)。
巻末説明にあったように日本政府の暗黙の了解と支持が
あった上でそれをするに相応しい人が公使として派遣された
とみるのが妥当ではないか?いずれにしても酷い話。
2.専門書文庫(既読)(2)
夢想の詩学、G・バシュラール、筑摩学芸文庫、済み
→難しい。
空間の詩学、G・バシュラール、筑摩学芸文庫、済み
3.専門書文庫(最新)(3)
日中15年戦争、黒羽清隆、ちくま学芸文庫、済み
知恵の樹、H・マトゥラーナ&F・バレーラ、ちくま学芸文庫、済み
→素晴らしい!!勉強になりました。この本で
オートポイエーシスの理解が深まった。特に入力が無いという
誤解をしていたことがよく分かった。面白い。
六ケ所村の記録、鎌田慧、岩波現代文庫、済み
4.専門書単行本(22)
地衣類・ミニマルな抵抗、V・ゾンカ、みすず書房、済み
→面白い。共生の話がとても印象に残った。
希望の原理第一巻、E・ブロッホ、白水社、挫折
→難解な哲学用語とそれらが投げつけるように勢いをもって
記述されていて読みにくいところがある。
精神のエネルギー、H・ベルクソン、白水社、済み
第二次大戦回顧録2、W・チャーチル、みすず書房、済み
世界の見方の転換、山本義隆、みすず書房、済み
5.専門書単行本(既読)(4)
こころの旅、神谷美恵子、みすず書房、済み
火の精神分析、G・バシュラール、せりか書房、済み
生きがいについて、神谷美恵子、みすず書房、済み
人間をみつめて、神谷美恵子、みすず書房、済み
→味わい深い
6.専門書単行本(最新)(4)
思考と動くもの、A・ベルクソン、白水社、済み
北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争、堀真清、済み
近代日本の国家政治、堀真清、早稲田大学出版部、済み
二・二六事件を読み直す、堀真清、みすず書房、済み
<その他>
1.新書(36)
琉球処分、塩出浩之、中公新書、済み
アジア経済とは何か、後藤健太、中公文庫、済み
陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点、扶桑社、済み
日本軍慰安婦、吉見義明、岩波新書、済み
創造性はどこからやってくるか、郡司ペギオ幸夫、
ちくま新書、済み
2.読書(kindle)(36)
寝煙草の危険、M・エンリケス、国書刊行会、読書中
行為主体性の進化、M・トマセロ、白揚社、済み
関心領域、M・エイミス、早川書房、済み
ハックルベリー・フィンの冒険、岩波文庫、済み
デカメロン、ボッカッチョ、河出文庫、上中下済み