22/11/10 | 活字中毒者の徒然日記

活字中毒者の徒然日記

日々のつれづれをできるだけ分かりやすく短く書きなぐります。

2022

本:23冊

観劇:4

コンサート:1

映画:3

 

<読書(小説)>

1.小説文庫(13)

  無情の世界、阿部和重、新潮文庫、済み

  →3つの短・中編からなる作品

   面白かったがもうすでにあまり記憶に残っていない。

  素晴らしいアメリカ野球、P・ロス、新潮文庫、済み

  羊たちの沈黙、T・ハリス、新潮文庫、済み

  萬葉集、伊藤博、集英社文庫、済み

  シルトの岸辺、J・グラック、岩波文庫、済み

2.小説文庫(既読)(13)

  八月の光、W・フォークナー、岩波文庫、済み

  →傑作としか言いようがない。

   ただ、後半もう少しゆっくり読んで内容をかみ砕くべきだった。

  悪霊、P・ドストエフスキー、岩波文庫、済み

  地下室の手記、P・ドストエフスキー、新潮文庫、済み

  灯台へ、V・ウルフ、岩波文庫、済み

  ペスト、A・カミュー、岩波文庫、済み

3.文庫(最新)(13)

  華やかな食物誌、澁澤龍彦、河出書房新社、済み

  忘却の河、福永武彦、新潮文庫、済み

  快楽主義の哲学、澁澤龍彦、文春文庫、済み

  聊斎志異、蒲松齢、岩波文庫、済み

  エロス的人間、澁澤龍彦、中公文庫、済み

4.小説単行本(13)

  ジョゼフ・コーネル:箱の中のユートピア、D・ソロモン、白水社、読書中

  アウグストゥス、J・ウイリアム須、作品社、済み

  →ローマ建国時のメジャープレーヤー間の書簡形式で描かれた小説

   第3章はまるまるアウグストゥスの書簡だが、クライマックスで作者の想像ではあるが

   本当にこのような書簡が残っているのではと思わせる内容。

   自己の治世を振り返り、懊悩し、最後は受け入れる思考の流れが素晴らしい。

  愛なんてセックスの書き間違い、H・エリソン、国書刊行会、済み

  鼻もちならないガウチョ、R・ボラーニョ、白水社、済み

  ブリーディング・エッジ、T・ピンチョン、新潮社、済み

5.小説単行本(既読)(1)

  土にまみれた旗、W・フォークナー、河出書房新社、済み

 

<読書(専門書)>

1.専門書文庫(10)

  愉しい学問、F・ニーチェ、講談社学術文庫、済み

  贈与論、M・モース、筑摩学芸文庫、済み

  -> 部族間での贈与のやり取り。一方が贈与した場合、それ以上のものを受領者はお返ししようとする

    そのやり取りは一方を破滅するまで追い込むときもあるが贈り受け取る物は部族の間をめぐりゆき消えることはない。

  自省録、マルクス・アウレリウス、岩波文庫、済み

  インド神話、上村勝彦、筑摩学芸文庫、済み

  宗教の理論、G・バタイユ、筑摩学芸文庫、挫折

2.専門書文庫(既読)

3.専門書単行本(10)

  相対論的量子力学、川村嘉春、裳華房、読書中

  笑い、H・ベルクソン、白水社、済み

  →躍動する生命に固さ、自動機械的なものが現れるときそれが笑いになる。

  16世紀文化革命、山本義隆、みすず書房、済み(1~2)

  Quantum Computation ans Quantum Information, M.A.Nielsen, I.L.Chuang(kindle)、第三部、済み

  複雑性の探求、G・ニコリス、I・プリゴジン、みすず書房、挫折

4.専門書単行本(既読)(0)

5.新書(18)

  『失われた時を求めて』への招待、吉川一義、岩波新書、読書中

  大化の改新、遠山美都男、中公新書、済み

  古代メソポタミア全史、小林登志子、中公新書、済み

  西洋哲学史-近代から現代へ、熊野純彦、岩波新書、済み

  西洋哲学史-古代から中世へ、熊野純彦、岩波新書、済み

6.読書(kindle)(15)

  インディアス史、ラス・カサス、岩波文庫、済み(1~7)

  →奴隷として委託(分配)されることによって滅亡していくインディオの悲劇。

   前半はコロンブス(クリストバル・コロン)の新大陸発見の業績がメイン、その段階では

   スペイン人とインディオとは平和的・友好的であるが、出資してくれたスペイン王室への

   功績をあせるあまり委託(分配)のきっかけとなるインディオの奴隷化を始めてしまう。

   後半では、それが後継者たちによってよりエスカレートして行われ、インディオの滅亡につながっていく。

   現代にまでおよぶ中南米の悲劇の始まりである。

  ロッキード疑獄、春名幹夫、角川書店、済み

  荒涼館、C・ディケンズ、筑摩文庫、済み

  太宰治全集、済み

  憂国論、鈴木邦男・白井聡、祥伝社新書、済み