テキーラジャーナルをメスカルジャーナルと両面表紙にしてから2年
テキーラとメスカル、どちらもアガベを原料にしたスピリッツでありながら、それぞれに異なる歴史や文化を持つ、魅力的なお酒です。
その両方の魅力を伝えるため、2022年に「テキーラジャーナル」をリニューアルし、「メスカルジャーナル」との両面表紙にしました。
これまでテキーラに特化していた内容を大幅に広げ、メスカルについても発信することで、より多くの読者に楽しんでもらえる内容を目指しています。
このリニューアルがきっかけで、メスカル業界の関係者からも「こういった情報が増えるのは嬉しい」と直接声をかけていただく機会が増えました。これが本当に励みになり、お渡しするたびに喜びを感じています。
とはいえ、メスカルに関する情報は、まだまだ足りないと感じています。
メスカルは地域や蒸留所(ブランド)によって非常に多様で、学べば学ぶほど奥深い世界が広がります。そのため、もっと深くメスカルを理解し、正確に伝えるためには、私自身がさらに学ぶ必要があります。
2022年以降、メキシコ🇲🇽に通うたびに、テキーラの蒸留所訪問だけでなく、必ずメスカルの蒸留所も訪れるようになりました。
オアハカ州を中心に広がるメスカルの文化は、多様性と職人のこだわりが詰まっていて、訪れるたびに新たな発見があります。
蒸留所を訪れる中で気づいたのは、メスカルがただのお酒ではなく、その土地の自然や文化、人々の生活と深く結びついているということ。
そして、蒸留所ごとに異なる哲学やストーリーがあることです。これらを正確に伝えるためには、実際に現地を訪れ、自分の目で見て、耳で聞き、体験することが欠かせないと感じています。
来年はさらに「メスカルジャーナル」のコンテンツを充実させ、もっと多くの人にメスカルの魅力を伝えられるようにしたいと考えています。
そのためにも、これからも学びを深め、現地での取材を重ねていく予定です。
テキーラとメスカル。それぞれが持つ個性や魅力を伝えながら、このジャーナルを通じて、新たな楽しみ方や発見を届けられるよう頑張ります!