著書「はじめてのテキーラの教科書」を持ってメキシコへ! | 目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

海外・日本のお酒に関する情報、主催するイベントやセミナーなどをご紹介。
国内外のおすすめのBARや、レストラン、リカーショップもアップしていきます。

私が今年の3月に著書「はじめてのテキーラの教科書」を出版させていただいた時、参考にした海外のテキーラ本。
こんな本にしたいな…と1番イメージしたのはテキーラ業界で尊敬するオチョのオーナーのトーマス・エステス氏の著書「Tequila Ambassador」でした。

2021年に家族に見守られながらお亡なりになったというニュースが入った時は本当に悲しかったし、今も彼との想い出は鮮明に頭に浮かびます。

テキーラ愛が深く、本当に素晴らしい方でした。
息子さんから、お葬式やお別れ会が出来ないため、お気に入りの写真と思い出をシェアして欲しいとSNSで呼びかけがあったので、メキシコでご一緒した日の思い出を共有したのを覚えています。



最初の出会いは2013年に、初来日した際でした。
その後メキシコで再会し、バタンガ発祥のテキーラバーLa Capillaでフォルタレサのオーナーギジェルモさんを紹介してくれたり、その翌年にまたメキシコでお会いする機会があり、グアダラハラにあるメスカレリアに連れて行ってくれました。

自分のブランドではないのに、メスカルについて知識が無い私に、熱心に沢山の知識を教えてくれました。
その日は、なんと近くのクラブに行って夜中まで踊って飲んで…盛り上がり、夢のように楽しい日を過ごしたのを鮮明に覚えています。
テキーラやメスカルのブランドオーナーが集まり、テキーラやメスカルについて熱く語る姿と、テキーラを飲む時間を楽しむ笑顔、エネルギッシュに音楽とテキーラを楽しむ姿が忘れられません。


ロンドンから、私の名前入りのサッカーのユニフォームを送ってくれたり、オチョの蒸留所を訪問した際には、自分が参加できないからとボトルを用意してくれていて、訪問したメンバー全員にプレゼントしてくれたり…
素敵な心遣いと優しさに溢れる人でした。

彼は、世界で2人しかいないCNIT公式のテキーラアンバサダーでしたが、アンバサダーに相応しい情熱と知識を持ち合わせた素晴らしい方だと思います。

彼の著書で、テキーラ業界に携わる様々な方のインタビュー記事があり、私もこんなふうにつくり手や、世界で活躍するテキーラ好きの方々の事を紹介したい!と、お酒の本ではあまりない「人」にフィーチャーしたチャプターを入れさせていただきました。

今年4月にもメキシコで直接お渡ししたり、代わりに届けていただいたりしましたが、今回はいよいよ沢山の方に直接お届けできる機会。

トーマスさんの本が私の人生を変えてくれたけど、今までお世話になった方のメッセージが、日本で…そして日本語で。
伝える役割ができたよってご報告したいと思います。

ちなみに、カクテルページは、トーマスの息子さんのジェシーの本を参考にしました😆
そして、彼のインタビューページも掲載しています。
⇧どうしても手に入れたい方には…
ものすごい高額なので、個人的にはおすすめしませんが😭
私はもちろん売ったりしません。。。

こちらはともかく…
テキーラの教科書が、手元にある方は改めて読んでみてくださいね。