グサノってなに?メスカルとお塩の相性は?ソルトコーディネーターが解説! | 目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

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ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ2022 in 大阪では、日本ソルトコーディネーター協会の青山志穂さん監修のお塩を販売しました。
数量限定で、残念ながら閉店のため終売してしまうThe Meadowのグサノソルトもご紹介していたのですが、
「グサノってなに?」
という質問が多かったので、メスカルWAHAKAのcon GUSANO(グサノ=芋虫入り)を隣に置いてご紹介しました。
瓶の底に沈んでいる芋虫がわかりますか?嫌いな方はじっくり見ないように😅



グサノは、アガべにつく芋虫で、メキシコでは食用にも重宝されています(貴重なタンパク質)。
昔はお酒の度数を測るために、芋虫を中に入れていたみたいで、度数が高ければ芋虫も死んでしまうけど、そうでない場合は度数が足りないという判断材料に。
なので、芋虫が入っているのはメスカルとしても度数の信頼の証ではあるため、現在もその名残りで芋虫入りボトルがあると聞きました。
もちろん他にも理由はあると思います。

味や香りにも、多少違いはありますが、これがグサノの香りだよ😊味だよ😊といえるほどの特徴を私はまだとらえられていません。
テイスティングノートってあるのかな?😅

テキーラの規則では、ボトルにグサノ(芋虫)を入れることが出来ませんが、メスカルブランドでは時々見ることが出来ます。
日本で発売されているブランドではなかなかグサノ入りがないので、実はリクエストが多かったので、デアガべさん新しいメスカルブランドを探している時に、グサノ入りの商品があるかどうかを確認して、今回のWAHAKAを発売することになったそうです。

テキーラでは1つのブランドで、熟成別のラインナップになる事が多いですが、メスカルの場合は原材料のアガベの種類別のラインナップになることが多く、最近ではボタニカルメスカルなども出てきています。
グサノ入りも、ラインナップの1つ。

芋虫(グサノ)を乾燥させてトウガラシと塩とブレンドしたグサノソルトとメスカルの組み合わせもメキシコならでは。
土のような香りとほんのりとした苦味があるため、メスカル全般と合わせやすいのでは?また、ピリッとした辛味がアルコールの強さを緩和する役割も果たしてくれると、志穂さんからもご提案いただきました!

グサノソルトは終売してしまいますが「薫製塩(塩を薫製にかけたもの)」は薫製のかけかたで香りの強さがまったく異なるので、メスカルの香りの強弱に合わせてセレクトするのもおすすめだとか。
チョコレートエキスやカカオをブレンドした「チョコレートソルト」は、カカオの苦味とアルコールの苦味はとても相性が良いそうです。

ちなみに、なにもブレンドされていないシンプルな塩で合わせる時はフランスの「イルドレ・ペルルドセル」やクロアチアの「ニンの塩」など、少ししょっぱさが強く、甘味を持つ塩がメスカルの甘味も引き出してくれるそうです。

お塩とメスカル、そしてテキーラの合わせ方が気になる方は、ぜひ志穂さんのお塩のサイトをご覧ください⬇️⬇️
以前監修していただいた「tabishio select テキーラ・メスカルのための塩」もおすすめ⬇️⬇️