1995年にメキシコ政府から原産地を指定されて、
よりプレミアム・メスカルという言葉が広がり、
現在、全米を中心に人気沸騰中のメスカル。
テキーラと比べ、情報がまだ少ないのと、
本当に小さな蒸留所で造られているものも入れると、
ブランド数も多いため、これから続々とブランドが増えていくのが楽しみ
現在、メスカルの原産地呼称は、
Oaxaca、Guerrero、Guanajuato、San Luis Potosi、
Zacatecas、Durango、Tamaulipasが認められており、
それ以外のアガベを使ったお酒は、
ソトル、バカノラ、リコールデアガベ、アガベスピリッツと呼ばれています。
テキーラの場合は、アガベアスール1種類ですが、
メスカルの場合は、200種類近いアガベのうち
28種類が指定されています。
アガベが200種類あるだけでビックリですが・・・
私たちがよく知っているメスカルに使われるアガベは、
エスパディンという種類がほとんど。
それ以外にも、非常に希少な野生種のアガベや、
もちろん、テキーラと同じアガベアスールを使ったものもあり、
味の幅広さはテキーラ以上です
テキーラ・マエストロ講座では、
なかなかメスカルまで踏み込んで勉強ができないので、
上級クラスでは、初のメスカルクラスを開講しています
日本でも、最近プレミアムメスカルの先駆者的な存在の、
デル・マゲイが輸入され、創業者のロン・クーパーの来日も決まり、
徐々に盛り上がりを見せています
テキーラの市場もまだまだこれからなのですが、
テキーラを一折楽しみ、より味わい深いものを求める方が、
メスカルの魅力にはまっていくかもしれませんね。
ちなみに、まだ私はテキーラ派です(笑)
「テキーラは、メスカルの1部なので、
アガベ原材料のお酒全般を勉強しなさい。」
以前、ドンフラノオーナーのセルジオさんにも言われましたが、
今後は、海外の流行にも敏感に、
もっともっと、知識の幅を広げていきたいですね