テキーラエクスプレスで、アマティタン駅に到着後、
蒸留所までの送迎バスに乗り、ついに初の蒸留所見学へ。
バスに揺られ15分ほど行くと・・・・
アマティタン地区で、最大の蒸留所「カーサ・エラドゥーラ」に到着![]()
蒸留所の入口は、壮大なアシエンダ(荘園)になっていて、
その中には、ヒマドール達の住居もあります。
家族で働く方も多く、この地域の人々は人口の90%が、
テキーラにかかわる生活をしているそうです。
荘園には、アガベやサボテン、樹木が植えられ、
真っ青な空が広がり、素晴らしい景色が眺められます。
蒸留所見学は、スペイン語と英語のガイドがあり、
英語ガイドの案内で、まずはじめに、ヒマドール(収穫をする職人)の実演を見学。
実際に、アガベの葉の部分をコアという長い棒のついた刃物を使って切り落とし、
皮をむいて、ピニャ(アガベの実の部分)を半分に切るところまでを見せていただきました。
コアを持たせてもらうとあまりの重さにびっくり![]()
ヒマドールは、長年の経験が必要なため、専門職と言われていますが、
コアを持つだけで収穫がいかに大変か実感できます。
また、ピニャの重さにもびっくり![]()
収穫時期のピニャは、30キロ~重いものだと100キロ近くもあり、
収穫は大変な作業です。
ヒマドールは、1個を1分ほどで手際よく収穫しますが、かなりの熟練の技ですね![]()
アウトクラベ(オーブン)で蒸しあげられた、アガベも試食できます。
アガベのでんぷん質が糖化され、焼き芋のような香りと甘み。
加熱されたアガベは、搾汁されてステンレス製のタンクで発酵されます。
エラドゥーラ蒸留所では、酵母を使わずに、自然発酵させているので、
荘園内では、除草剤などが一切使われていません。
また、蔵付酵母を大事にしているので、荘園内の木には酵母の黒い斑点がついています。
その後、蒸留過程を見学します。
テキーラの蒸留は、最低2回行われることが義務付けられていますが、
ツアーでは、1回目の蒸留が済んだ状態の「オルディナリオ」と、
2回目の蒸留が済んで、加水されていない状態のテキーラを試飲することができます。
エラドゥーラ蒸留所では、アガベも全て自社農園で栽培しており、
アガベの子株(イフエロス)のビニールハウスもありました。
タオナ(石臼)や、昔は人が入ってかき混ぜていたという発酵層の穴、
蒸留窯などを見学。
オールドボトルや樽の展示もあり、大変興味深いツアーになっています。
蒸留所見学の後は、メキシコ料理のバイキングで昼食を食べたり、
蒸留所限定ボトルや、高級テキーラが格安で購入できるので、
お土産コーナーは大人気![]()
食事の後は、マリアッチの演奏とライブが楽しめます。
通常のツアーでは、その後列車で始発駅まで戻るのですが、
私たちは、次の目的地まで貸切バスで移動。
サウザ蒸留所へつづく
グアダラハラ到着編は
こちら
テキーラエクスプレス編は
こちら
ツアーの様子は、日本テキーラ協会のFacebookにアルバムを作成しております。
ブログに紹介出来なかった写真も同じタイトルのアルバム内で掲載しておりますので、
ぜひ、ご覧いただければと思います。
日本テキーラ協会Facebook





















