このサイトでは、名前もメールアドレスも聞きません。パスワードもありません。

便利だから、ではなく、持たないためです。今日はその話と、そのかわりに用意した「復元コード」の話をします。

メールアドレスを聞かない理由

理由は2つあります。

ひとつは、あなたの受信箱に、病名を残さないためです。登録のメール、確認のメール、お知らせのメール。そういうものが届くたびに、家族と共有しているパソコンや、職場で開くメールに「IPMN」「膵嚢胞」という言葉が並びます。サイトの名前に病名を入れなかったのと同じ理由で、メールも送りたくありませんでした。

もうひとつは、流出させるものを、最初から持たないためです。名前もメールアドレスも預かっていなければ、万一のときに漏れるものがありません。検査の記録は、あなたが誰かと結びつかない形でしか、こちらには存在しません。

そのかわりの、復元コード

ただ、メールアドレスがないと困ることがひとつあります。スマートフォンを買い替えたとき、あるいはブラウザの履歴を消してしまったとき、自分の記録に戻る手段がなくなることです。

そのために、登録のときに12文字の番号をお渡しします。

この番号があれば、新しい端末からでも、自分の記録に戻れます。表示されるのは登録のときの1回だけで、こちらにも番号そのものは残りません(あとから再発行はできます)。

だから、紙に書いて、お薬手帳や診察券と一緒にしまっておいてください。画面を撮影しておくのも確実です。

「お薬手帳に挟む」という考え方

この番号の置き場所として「お薬手帳」を勧めているのには、理由があります。

経過観察は、半年、1年と続きます。次にこのサイトを開くのは、次の検査のあとです。そのとき、確実に手元にあるものは何か。スマートフォンは替わっているかもしれない。でも、お薬手帳や診察券は、検査の日に必ず持っていく。

記録に戻る鍵は、検査の日に持ち歩くものと一緒にある。それが、この病気との付き合い方に合っていると思いました。

退会すると、本当に全部消えます

もうひとつ、約束しておきます。

設定から「退会」を選ぶと、あなたの記録・投稿・「わかる」は、すべて消えます。「非表示にして保管」ではなく、消えます。集計にもそれ以降は入りません。

名前もメールアドレスも預かっていないので、退会のあとに「本当に消えたか」を確認する手段は、こちらにもありません。それでよい、と考えています。あなたの記録は、あなたが「置いておく」と決めているあいだだけ、ここにあります。

明日は、作らなかった機能の話をします。