前回の記事に、多くの閲覧やいいねをありがとうございました。
1年4か月ぶりの、しかも言いにくいことを書いた記事だったので、反応があること自体に救われました。
 

今日は、作っているアプリの名前と、最初の画面をお見せします。

名前は「けいかろく」にしました

経過の記録、を縮めて「けいかろく」です。
 

考えたのは、名前に病名を入れるかどうかでした。
「IPMN」と入っていれば、当事者の方には一目で伝わります。

でも、入れませんでした。

理由は、スマートフォンの履歴やブックマークに、病名が残らないようにしたかったからです。

家族と共有しているタブレット、職場のパソコン、ふと見られる画面。

そういう場所に「IPMN」という文字が出るのは、
人によっては避けたいことだと思いました。アドレスも同じ考えで、病名を含まないものにしています。
 

かわりに、開いた画面の中では、はっきり「IPMN・膵嚢胞の経過データ」と書いています。
中に入れば分かる。外からは分からない。そういう名前にしました。

最初の画面

トップはこうなりました。


 

濃い紺色の中で、小さな粒が四方からゆっくり流れてきて、1本の線に沿って集まっていきます。
一人ひとりの検査の記録がばらばらに存在していて、それが集まると、初めて「傾向」として見えてくる。
この仕組みそのものを、絵にしました。


言葉は「同じパターンの人。その後がわかる、伝える。
 

「わかる」だけにしなかったのは、このサイトが読むだけの場所ではないからです。
誰かの記録を見せてもらう以上、自分の記録も置いていく。その両方があって、初めて成り立ちます。

データがそろうと、こう見えます

ここからの画像は、数字がすべて架空のサンプル画面です。
実際の利用者のデータはまだ1件もありません。

「そろったらこう見える」という完成形を、先にお見せします。
 


 

上の3つのチップが「パターン」です。型・大きさ・いまの状況。

この3つが同じ人だけを集めて、その下にグラフが並びます。
 

 

指摘されてから何年たっている人が、どれくらいいるか。 
「真ん中の人は2〜3年」のように、ひとことで読めるようにしています。

私が知りたかったのは、まさにこれでした。
同じ大きさで、5年、10年と経過観察を続けている人が、どれくらいいるのか。
 

大きさは、その後どう変わったか。 
年目ごとに「変わらない」「大きくなった」「小さくなった」の割合が出ます。

グラフはほかにも、医師の方針、検査の間隔、そして「結果を聞いたときの不安」の推移があります。

これは次の記事で、数字を都合よく見せないためにどう集計しているかと一緒にお見せします。

繰り返しますが、ここまでの数字はすべて作り物です。

使い方は、3つだけです

  1. 4つの質問に答える — 型、大きさ、部位、いまの状況。これで「あなたのパターン」が決まります
  2. 検査を受けたら、結果を記録する — 年月、大きさ、医師の方針。選ぶだけで、文章は書きません
  3. 同じパターンの人のデータを見る — 指摘されてから何年たっているか、大きさは変わったか、どんな間隔で検査しているか

名前もメールアドレスも要りません。パスワードもありません。

作らないと決めていること

前回も書きましたが、大事なので繰り返します。やりとりの機能は作りません。 
質問も、返信も、コメントもありません。

不便に感じるかもしれません。

でも、資格のない人が他人の体について「大丈夫」「危ない」と言うことは、善意であっても危険です。

それを構造的に起こさないために、最初から作らないことにしました。これは弱点ではなく、約束のつもりです。


かわりに、「わかる」というボタンだけ置いています。誰かの投稿に、言葉ではなく、それだけを返せます。

これから

10月のはじめに、まずこのブログを読んでくださっている方だけに、使えるアドレスをお知らせする予定です。
検索には出しません。

数人でも、同じパターンの人が集まったところからグラフが出はじめます。
 

次の記事では、残りのグラフと、「5人集まるまで数字を出さない」など、正しい情報共有のための決めごとをお見せします。

お願い

前回に続いてのお願いです。

「こういう人の、その後を知りたい」という組み合わせがあれば、コメントで教えてください。
たとえば「分枝型で、10ミリ台で、経過観察3年目の人」のように。
 

いただいた声は、最初に画面で目立たせるパターンの参考にします。