こんにちは、みなさん。

IPMNと共に歩む仲間として、今日も最新情報をお届けします。

前回は大阪大学の研究で「胃カメラ検査で膵がんのスクリーニング」ができる可能性についてお伝えしましたが、今回は日本経済新聞に掲載された東京大学特任教授・中川恵一先生の記事から、膵がんの超早期発見に関する貴重な情報をシェアします!

😮 膵がんの「超早期発見」が可能に!

中川先生の記事で注目すべきは、先生の知人である60代のIPMN患者が主人公の実話です。通常のMRIやCT検査では検出できなかった膵がんが、専門的な検査法によって早期発見された経緯は、私たち同じ状況にある患者にとって非常に示唆に富んでいます。

🔍 IPMN患者が注目すべき危険信号

この方は私たちと同じくIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)という良性腫瘍があり、さらに糖尿病も持っていたそうです。実はこの2つは共に膵がんのリスク因子なんです。特に注目すべきは、この方の血糖値(ヘモグロビンA1c)が急上昇したこと。

糖尿病がある人は膵臓がんのリスクが2倍になるそうですが、特に血糖値が急に跳ね上がったり、新たに糖尿病と診断された場合は膵臓がんを疑う必要があるそうです。

 

私たちIPMN患者は定期検査で血液検査も受けると思いますが、こういった変化にも注意が必要かもしれませんね。

👀 画像では見えなくても...

驚いたことに、MRIやCT検査では腫瘍が見つからなかったそうです。でも、膵管が部分的に細くなり、周辺の膵臓に萎縮が見られたとのこと。これが早期の膵臓がんを疑うサインだったそうです。

過去の画像と比較することも大切なため、同じ医療機関で定期的に検査を受けることが重要だということも教えてくれています。私たちIPMN患者は定期検査を欠かさず受けていますが、その大切さを改めて実感しますね。

🏥 精密検査の最前線

この方は以下の2つの精密検査を受けられました:

  1. 超音波内視鏡検査(EUS):膵臓がんの画像検査として最も精密で、先端に高性能の超音波装置を備えた内視鏡を使います。胃カメラのように口から挿入し、胃や十二指腸から膵臓を至近距離で観察できるそうです。
  2. 連続膵液細胞診(SPACE):鼻から細いチューブを膵管に挿入し、膵液を繰り返し採取して膵臓がん細胞がないかをチェックする方法です。

この方の場合、EUSではがんが見つからなかったものの、SPACEで膵液中にがん細胞が認められ、膵臓がんと診断されたそうです。その後、ロボット手術で膵体尾部切除を受け、数ミリメートルのがんが見つかったとのこと。

💭 私たちIPMN患者への教訓

この記事から学べることはたくさんあります:

  1. IPMNがある私たちは、膵がんのリスクを意識し続けることが大切
  2. 血糖値の急な変化など、体調の変化に敏感になることも重要
  3. 定期検査は同じ医療機関で受け、過去の画像と比較できるようにする
  4. 画像検査で何も見つからなくても、膵管の形状変化などの微妙な変化に注目
  5. 必要に応じてEUSやSPACEなどの精密検査も検討する

🌈 前向きに考えよう

国のがん検診では膵臓がんはまだ推奨されていないそうですが、私たちIPMN患者は定期的な経過観察を通じて、万が一の際も超早期発見できる可能性が高まっています。前回お伝えした胃カメラを利用した新しい検査法、そして今回のEUSやSPACEなど、医学の進歩は私たちに希望をもたらしています。

 

みなさん、不安を抱えながらも、この病気と前向きに向き合っていきましょう。定期検査をしっかり受けながら、日々の生活を大切に、楽しく過ごしていきましょうね!

 

 

※この記事は医療情報の解説を目的としています。実際の診療については必ずかかりつけ医にご相談ください。