久しぶりにちゃんと人の演奏をコピーして譜面に起こしています。
昔はよくやっていましたが、最近はコピーはしても譜面に起こすまでは至っていませんでした。昔は五線紙に書いていましたが今はiPadで作成しデータでそのまま保存しておけるとという便利な時代。

とりあえずはApple pencilで手書きで書いています。


Marcus Millerのコピーです。自分で言うのも何ですが、結構似てると思います(笑


さて、本題。
タブ譜と五線譜。この2種類がギターやベースで主流です。
僕はタブ譜はほぼ使いません。

理由はタブ譜で書いてしまうと、ポジションを完全に指定してしまう為、それを見てしまうとそこから発展しなかったり、ポジションを考えたりすることがなくなってしまいます。
ギターやベースは鍵盤と違い、楽器の指板上に同じ音程の音が数個存在します。

例えばDの音。
ベースの3弦の5フレットのD、2弦の開放弦のD、4弦10フレットのDと、4弦ベースでは3つの同じDの音が存在します。
しかし音程が同じでも音色、雰囲気はそれぞれまったく違います。この違いをちゃんと考えてポジションを選んだり、前後のフレーズとの繋がりで選んだりと、音符で書かれたDとタブ譜でフレットを指定されたDでは捉え方が変わってきます

タブ譜で3弦5フレットのDと書かれると、それを絶対に弾いてしますよね!?

一概に言えませんが

・2弦の開放弦のD ちょっと音は細め、指で押えないのでナットの音も影響してくる。

・3弦の5フレットのD 抜けが良くバランスが取れた音色

・10フレットのD 太め、ちょっと広がる感じの音色。場合によっては抜けない音に

などなど、全て特色が違うので、この違いを理解しつつ音を選ぶと、よりフレーズにニュアンスや、前後の繋がりなど、たくさんのメリットが生まれてきます。

ただ、タブ譜のメリットについては、完全にポジションを指定したい時にはとても簡単に伝わります。レッスン時など。
後は初心者でも読みやすい。これはメリットでは無いですが、、
なるべくなら五線を読めるようになって欲しいです。みんな。

慣れるまで難しいかもしれませんが、これは慣れしかないと思うので時間はかかっても良いので、ゆっくりと取り組んで欲しいです。

読むだけで無く、書くこともすごく効果的。
書いていれば読めるようになるし、読んでいれば書くのも早くなる!

最後に、昔何かの本のインタビューでアンソニージャクソンが話してたセリフ(完璧に覚えてませんがこのようなニュアンス)

インタビュアー『譜面は読めた方が良いと思いますか?』
アンソニー『君は文字は読めた方が良いと思う??』

これをみた時に、そうだよな〜って思ったことを覚えています。
間違ってたらすみません(笑