僕はもともとEQを使うのがあまり得意ではないので、エフェクターを積極的に使って音作りをするタイプではありません。ベース本体から出る音をなるべくストレートに出力して、自分が「心地よい」と思える音を作ることを理想としています。
だからこそ、ベースのアウトプットジャックから先のシールドや、最初に繋がるバッファー、エフェクターといった機材にはとてもこだわっています。
ですが、それ以上に重要だと感じているのが、出力される前の「楽器の調整(セットアップ)」です。
ネックのコンディションは日々変化します。 順反りになればどんどん音が詰まりやすくなりますし、逆反りになるとフレットに当たってバズ音(ビビリ)が出たり、サスティンが伸びなくなったりします。
だからこそ、まずはネックを適切な状態にし、それに合わせて弦高を決めることが欠かせません。
弾き込めばフレットも減り、よく使うポジションとそうでない場所で差が出たり、ピッチが合わなくなったりもします。 気にし始めると本当にキリがないのですが、まずは「楽器のセットアップをいかに良くするか」が基本です。
しっかり調整してあげれば、比較的安価な楽器でも格段に弾きやすくなり、トーンも見違えるように良くなります。
もちろん高価な楽器であれば、良い木材などが使われているぶん、ニュアンスの表現力が増したり、倍音が豊かになってさらに心地よいサウンドになったりと、プラスアルファの要素は増えます。 それでも、やはり土台となるセットアップがすべての基本だと考えています。
普段、音大で生徒たちのベースを見ていると、かなりの確率で楽器のコンディションが良くありません。 しかも、その「状態が悪いこと」に本人が気づいていないケースがほとんどです。
ですから、まずは「楽器の健康診断」のつもりで、日々の状態に関心を持つことが第一歩。 毎日弾いている楽器の違和感に気づけるかどうか。それを意識するだけでも、常に楽器に気を配る癖がつきます。
そうやってコンディションの違いが分かるようになってきたら、次はセットアップへのこだわりへとステップアップしていくはずです。 ただ、自分での調整には限界があるので、そこはプロの力を借りるべきでしょう。
もちろん、日々のちょっとした変化に対して、自分で少しだけトラスロッドを回してネックの反りを微調整できるようになることは大切です。 少しずつ練習は必要ですが、まずはプロに完璧な状態へ仕上げてもらい、「本当にいい状態の楽器」の感覚を体に覚えさせるのがおすすめです。
とはいえ、リペアマンとの相性もありますし、地方にお住まいだと近くに楽器店すらないという方もいるでしょう。僕の地元も田舎だったのでよく分かります。
そんな時に頼りになるのが、「PLEK(プレック)」というシステムです。 最近は全国の様々な楽器店に導入されていますよね。人間の健康診断のように、ネックやフレットの状態を正確な数値で可視化してくれるのが魅力です。 機械的に完璧に揃えられた弦高やネックがどんな弾き心地なのか、一度経験してみる価値は大いにあります。
店舗によっては郵送で受け付けてくれるところもあるので、近くにない場合はぜひ活用してみてください。
気になってプレック導入店を調べてみたので、AI(ジェミニ)にまとめてもらったリストを載せておきますね。 (北海道、中国、四国、九州エリアは今のところなさそうなので、やはり郵送での依頼が現実的かもしれません)
最後に、プロにお願いする際は、ある程度「自分の理想」を伝えることも重要です。
「弦高は何ミリで」と具体的な数値でオーダーするのも良いですし、「今の1・2弦の弾き心地は気に入っているから、それを基準にしてほしい」「4弦のローポジションの感じを残して全体を整えてほしい」といった伝え方でも構いません。
すべて丸投げするのではなく、自分の好みをひとつでも共有することで、仕上がりの満足度はグッと上がるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
東北エリア
関東エリア
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クロサワ楽器店 池袋店 エレキ本館(東京都・豊島区)
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Sleek Elite(スリークエリート)(東京都・杉並区)
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Xotique JAPAN SHOP(東京都・予約制)
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Bass Shop Geek IN Box
北信越・東海エリア
関西エリア
ここからは、最近の僕のメインペダルボードについてご紹介します。 それぞれの音のこだわりをお話ししつつ、実際の音を鳴らしている動画もご用意したので、ぜひその違いを体感してみてください。