位相についてと書きましたが、僕は専門的な詳しいことは分かりません(笑
詳しく知りたい方は調べると沢山出てきますのでそちらで勉強していただくと言うことで。。

詳しい理屈などは分からないにしろ、音の違いや、違和感は日々感じていたので演奏家の感覚的なお話です。



動画にしたのはBOSSとカントリーマンTYPE85の定番のDI。
これはどちらも3番ホットで改造されていない限り基本は逆相にて出力。
現在は国際基準で1番グランド 2番ホット 3番コールドと決まっているようですが、この2機種や古い機材には3番ホットのものが混ざっているようです。ちなみにSONG BIRDのチューブDIも3番ホット。

録音時にBOSSは本体にて位相を切り替え、カントリーマンはインターフェース側で切り替え(本体に切り変えスイッチがない為)本体についていると自分で出来るので便利ですが、ついていないと PAさんにお願いしないといけません。

ここでややこしいのがピックアップ自体が逆相の物もあります。
アナログテスターを使用した計測方法

こちらを持っているとエフェクターやアンプの位相も計測可能!便利です



楽器が逆相で出てればBOSSやカントリーマンはそのまま使えば正相になるはずです。
僕は上記の測定器を使って楽器の位相を把握し、使う機材によってその都度音もちゃんと聞きつつ位相をチェックしています。

自分の感想としては逆相はローがもやっとして輪郭がない感じ、逆に言うとハイがおちてるのか?その分ローミッドあたりの量が多くも感じます。
正相に変えると全体的にクリアに。音の立ち上がりがよく直線的に立ち上がってくる印象です。
動画のドラムとの演奏音源は、ベースがキックの後ろ側に行ってるように聞こえませんかね!?僕だけかな。引っ込んでるといいますか

ライブや、レコーディングの際にベースがふっと消えたり、聞こえなくなる事がよくあります。他の低音に打ち消されているのか、演奏しても聞こえてこないなどの症状ですね。
ライブで特に多いのがベースが全然聞こえてこない、、とか
ベーシストなのでベースの音を追いかける耳は良いはずですが、それでも全然聞こえないライブって結構あるんですよね。これは単に位相だけの問題ではないとは思いますが、折角一生懸命弾いているので、ちゃんと聞かせたいですよね?僕はこういう思いが強いので、もちろん演奏もですが、機材や周辺機器にもしっかり勉強し、研究しないければという思いでやってます。共演者や先輩、後輩から色々教えてもらったり、学んだりですね。

その一環での今回の動画です。かなりマニアックでどうでもいいよって人もいるかもしれませんが、知っておいても損はしないと思いますので是非今一度考えてみてください!

手取り早いのは、フットモニタースピーカーから音をしっかり返してもらってDIにスイッチがあるものはそこで切り替えて正相、逆相の音を聴き比べてみてください。

色々、音の事を考えたり試行錯誤するのは楽しいですよ。