Treasure of life ③ | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



目が合っては逸らされ、逸らされては見られがしばらく続き……。

俺の夢も続き……。

もうこの歳になって、毎日やることなんかなくなってたから(若い頃だって毎日はない!)、

廃人になるんじゃないか?と思い始めた頃。

それくらいよくヌケるんだよなぁ。

毎朝パンツ洗ってる俺にはわかる!

起き抜けの気分は爽快なんだけど!

俺、その内、兄さんじゃないとヌケなくなるんじゃないか?

それ、相当まずくない?

最近じゃ、飲みながら夢を思い出すだけで……下半身がもぞもぞ疼くしまつ。

これはそろそろなんとかしたい。

仕事には影響でないよう頑張ってるけど……。

松潤に言われちゃったくらいだからなぁ。

ファンが不仲説とか言い出す前に、なんとかしないと!

でも、本人目の前にすると、どうしても夢のことを思い出しちゃって。

顔を見るだけでしんどい。

なんであんな夢を見始めたのか。

深層心理で前々から兄さんのことをそんな風に見てた?

え?俺、実はそっち系?

ここは……。

チラッと隣を見ると、薄茶の瞳がスマホをじっと見つめてる。

忙しなく動く指。

前の席に視線を移すと、腰をずらして背もたれに凭れ、漫画雑誌を読むつぶらな瞳。

この二人に話を聞く!

絶対何か知ってる!

何か勘付いてるはず!

幸い今は、松潤と兄さんはいない。

今がチャンス!

「相葉君、ニノ。」

二人は顔を上げず、返事だけする。

「ん~?」

「はい?」

「ちょっと話があんだけど。」

「なになに?」

相葉君が雑誌から視線を上げる。

「兄さん……大野さんのことなんだけど。」

「リーダー?」

相葉君がチラッとニノを見る。

ニノの表情は変わらない。

「なんか、知ってるでしょ?」

「なんかって、何?」

ニノが初めて顔を上げる。

「このところ、様子がおかしくない?」

聞き返す俺に、ニノはまたゲームに視線を戻す。

「そう?全然気づかなかった。」

嘘突け!

俺と兄さんを交互に見て、意味深に笑ってたじゃないか!

「兄さんに何かあった?」

さらに体を寄せて聞くと、ニノがスマホをパタッとテーブルに置く。

「何かあったのは、翔さんの方じゃないの?」

ギクッ。

「お、俺は別に……。」

「あ~、怪しい顔してる!」

相葉君が俺を指さして楽し気に笑う。

「何があったの?」

「ここはズバッと言っちゃおう!」

二人が俺を挟むように身を乗り出す。

え?言う?

なんて?

毎晩、兄さんの夢見てヌイてますって?

言、言えるわけないじゃないの!

俺の顔をじっと見ていた相葉君が、ひらめいたって顔して指を立てる。

「じゃ、じゃあさ、俺らが当てるから!」

それに乗っかるようにニノが続ける。

「当たったら、ちゃんと当たったって言ってよ?」

俺に確認を取る間もなく、相葉君が答え始める。

「まずは、プライベートか仕事関係か……。仕事関係!」

二人の視線が俺の答えを求めてる。

え、まぁ、このくらいなら?

「半分当たってて半分ハズレ。」

相手は兄さんだけど、全体的にはプライベートの話……だよな?

「あ~、半分かぁ。」

ニノと相葉君がアイコンタクトを交わす。

「半分仕事ねぇ……。じゃ、次ね。」

そう言ったのはニノ。

「仕事関係で……気になる……人がいる?」

ギクギクッ!

気になるって言うのとはちょっと違うけど……。

いや、気になってるんだけど……。

そういう意味じゃないよな?

そういうってどういう?

あ~、こういうの考える時、指示語は余計に混乱させるんだよっ!

「ねぇ、どうなの?」

相葉君が答えを急かす。

仕方ない。

ここは正直に……。

「気になる人……いるにはいるんだけど……。」

言った途端に、相葉君とニノがイエ~イとハイタッチをし出す。

「やっぱね?そうだと思ってたんだよ!」

「面白くなってきた!」

面白がるな!

俺にとっては結構な問題なんだから!

「じゃ、次俺ね!」

ニノが指を顎に当て、ん~と考えて……。

「気になる人がいるってのは、プライベートの方の半分ってことだから……。」

さすがの推理力!

それくらい、誰にでもわかる?

顎に当てた指を弾くように俺に向ける。

「ズバリ!その相手はメンバーの中にいる!」

ギクギクギクッ!

なんでわかった!?

てか、これ、完全に恋愛相談みたくなってない!?

気になるって、そういうのとはちょっと違うから!

あれ?Hする相手って恋愛相手?ただヤル相手?

俺の顔を見た相葉君とニノがまたハイタッチを繰り出す。

「イエ~イ!ビンゴ!」

笑う二人が、キラキラ光る瞳で俺を見る。

間違いなく二人共楽しんでるだろ!

てか、兄さんの話を聞こうと思ったのに、なんで俺の話してるんだ!?

「その相手ってのは……。」

相葉君が言い掛けると、楽屋のドアがガチャッと開いた。









 

 

 

やっぱり3話は無理だった(^_^;)

5話くらいで!(笑)