Love Situation ➓ ~ いちごVer. ~ | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



「あ~、渋滞ですね~。」

タクシーの運転手が、顔を右側に寄せて、どこまで続いてるのか確認しようとする。

さっきからほとんど動かない。

これじゃいつ松潤ちに着くかわからない。

「いいです、ここで。」

「え?ここで?」

大きくうなずいて、財布から千円札を2枚出して渡す。

「おつりは……と。」

運転手が釣銭を漁る音を聞きながら、座席を端まで移動する。

「え、ちょっと!」

運転手が後部座席に顔を出す。

「あ、おつりいいです!」

開いたドアから転がるように外に出る。

渋滞の車を避け、歩道まで走りながら、松潤の家までの道を思い起こす。

とにかく走る!

スマホを手に猛ダッシュ!

サンダルじゃ走りづらいけどしょうがない!

いつもの花屋を通り過ぎ、コンビニを目指す。

あれ、コンビニ、こんなに遠かったっけ?

いつもは花屋を過ぎたらすぐコンビニに見えてたのに。

渋滞中の車道には引っ越し屋の黄色いトラックが、2台続けて止まってる。

やっぱり車じゃダメだったな。

徐々に息が上がってくる。

これくらいでへばるな体!

最近、運動してないからな。

縺れそうになる足を引き上げて、走り続ける。

すれ違った高校生がびっくりした顔してる。

走る俺を親子連れが避ける。

あ~!見えて来た!コンビニ!

コンビニまでの道がやけに長い。

すぐそこに見えてるのに!

今日は用事があるって言ってた松潤。

何時から?

もう出かけた?

手にしたスマホをチラッと見て、頭を振る。

電話じゃ出ねぇ。

朝が弱いあいつ。

まだきっと家にいる!

そう信じ、スマホを尻ポケットに入れ走る。

やっと辿り着いたコンビニを左に曲がる。

松潤のマンションが見えて来た。

サンダルの中で足が滑って、転びそうになった所を、グッと踏ん張る。

今度から、出かける時はサンダルやめよ。

「はぁはぁ……、もうちょい!待ってろよ、松潤!」






潤side