「来週の日曜?……月曜じゃダメ?」
松潤からの言葉に絶句する。
誕生日当日に会えない恋人なんている?
「あ、松潤、仕事?」
「ん、まぁ……。」
歯切れの悪い返事。
仕事じゃないんだ?
友達が誕生日パーティ開いてくれるって?
お前なら、他の日にって、パシッと言えるだろ!
そりゃ松潤クラスになれば、開いてくれるパーティも一つや二つじゃないだろうけど!
言わないってことは、俺と二人でその日を過ごすつもりはないってことか。
俺、そんなにムボーなこと言ってる?
恋人と、誕生日を過ごしたい。
これって普通のことじゃねぇの?
あんまりイベントごと、覚えてる方じゃないけど、
誕生日くらいはさ、一緒に祝いたいと思うよ、俺だって!
二人っきりの楽屋。
重苦しい空気感に、耐えられなくなってくる。
イライラする気持ちを押さえてつぶやく。
「……そっか、じゃ、仕方ないな。」
「大野さん?……あの……。」
松潤が何か言い掛けて言葉を濁す。
なんだよ。
言いたいことがあるならはっきり言えよ。
振り向いた俺を真っすぐ見つめる瞳。
純粋すぎて、マジで動揺する。
本当に仕事なの?
「今日……ウチ、来れる?」
「日曜以外ムリ。」
仕事だとしても!
自分の誕生日くらい休めるだろ?
スタッフだって、そのくらい気ぃ利かすよ。
休んで恋人とイチャイチャしろ。
お前、働きすぎだぞ!
取れ休み!
楽屋を後にする俺を、呼び留める声はない。
くっそ!
知るか、ばっか!
潤子さんと一緒の潤君お誕生日企画
LoveSituation、始まりましたよ~。
朝の9時から3時間置きにUPします。
潤子さんの潤君sideと同時進行です。
みんなでお祝いしようねー!
潤子さんのお話へはこちからから♪