WONDER-LOVE Ever -27- | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



「あ、なんか声掛けられてるよ?」

「声くらい掛けられるよ。人間だって、あのオーラ、感じないわけないじゃん。」

「そうだよね。……ちょっと目立ちすぎる人選んじゃった?」

「かも……。」

二人は顔を見合わせる。

「でも渡しちゃったんだからしょうがない!」

「うん、あの人って決めたんだから!」

二人はまた男に視線を戻す。

「ね?あの四角いの、何?」

ノアが視線を男に合わせたまま聞く。

男が小さな四角い物体を翳して何かしている。

「ああ、あれ?人間界で流行ってるらしいよ。

 あれで写真を撮ったり話したりできるらしい。」

「写真?話?」

「うん、人間は僕達より記憶力がないから、僕達みたいに頭の中に残しておけないんだよ。

 あれで写した写真を見て思い出すんだ。」

「ふ~ん。」

ノアが感心したようにうなずく。

「それに、頭の中で会話もできないから、

 遠くにいる人と話をするのにあの機械が必要らしい。」

「それは便利だよね?僕達だって、すっごく遠くだと話せないじゃん。」

「そうだけど、あの機械には中継地点にアンテナが必要で、それを至るところに作らないと

 繋がらないんだ。地獄と天界にそれを作るのは難しくない?

 あんま必要ないし。」

ノアは地獄のみんなを思い出す。

№0830も№1224も全く必要なさそうだ。

№0617は何考えてるかわからないとこあるけど……。

でも、めんどくさそうなのは嫌がりそう。

ママンと帝王様が離れるなんて考えにくいし、

凪様とウリエル先生は……そんなにコストがかかるのに、できるのはそれだけ?

って呆れそう。

「うん、僕達には必要なさそう。お話する時は、やっぱり会って話したいしね?」

「うん。天界へもバベルの塔ができたからすぐだし。」

「うん。でも……人間ってめんどくさいね。」

「でも、工夫してるのがすごい。」

二人はまた男に視線を戻す。

「あ、なんか建物に入って行くよ。」

ノアが指さす。

「どうする?中に入る?」

「ここから見ててもいいけど……。」

ブランが面白がるように笑う。

「中、入りたいんでしょ?」

「うん!」

ノアが返事すると、ニコッと笑ったブランが飛び上がった。

「行こ。僕達も中に入って、何するか近くで覗こ。

 でも、姿は消してね?」

「うん!」

ノアも飛び上がり、ブランの後に続いた。

建物の中には、ずらりと色鮮やかな着物が並んでいる。

豪華な赤い打掛や、忍者の衣装などが目を奪う。

「なんか、すごい楽しそう!」

「うん。ノア、あれ着てみる?」

「着たい~っ!」

ノアが叫ぶとパッとノアの恰好が変わる。

ノアが着たのは豪華な赤いお姫様の着物。

「うん、ノアには赤が似合うね。じゃ、僕も……。」

ブランの恰好もパッと変わる。

「うわぁ~ブランも似合う~。」

ノアが喜んでパチパチと手を叩く。

ブランは黒い花魁の衣装を身に纏い、クルッと回る。

金髪が映え、キラキラと光る。

「ブラン、超綺麗~っ!」

「ノアも可愛い~!」

「次、あれ着たい!ちょんまげのやつ!」

「僕は忍者っ!」

二人が次々に衣装を変えて遊んでいると、男も着替え、メイクをされて小部屋から出て来た。