もう1年ぐらいブログを書いていなかった。
まず仕事が忙しくブログを書く暇などない(月に休みは2~3日)、仕事ばかりでネタもなかったし、気力もなかったし。
で、ひさしぶりにブログを書く気になった。
スピーカーを買った。元々ここ数年スピーカー:DIATONE DS-77HRX、アンプSANSUI AU-α907XR、CDプレイヤー:DENON DCD1650SRという組み合わせで聴いていた。別に音にめちゃくちゃ不満があったわけではないが、10年以上使ってきたDAITONE 77HRXは音の押し出しが弱く、買い換えるべき時がくれば買い換えてやろうとひそかに思っていた。今回仕事が忙しくなって暇はなくなったが、その分収入は増えたので新しくスピーカーを新規購入した。購入するにあたってはインターネット上で情報をかき集めた経緯があるので、俺もスピーカーを購入して聴き比べた結果を記しておこうと思った次第である。
ここに3台のスピーカーがある。左上:QUAD 11L2、左下:JBL 4305HWX、右:DIATONE DS-77HRX。DIATONEの後釜に買ったのがJBL4305HWX。
ところが気に入らなかったわけで、次に買ったのがQUAD 11L2。3者の聴き比べの結果を述べていこう。
アンプとCDプレイヤーの組み合わせは前述の左下:SANSUI AU-α907XRと右:DENON DCD1650SR。
視聴CD:エリック・クラプトン「アンプラグド」、セロニアス・モンク「セロニアス・ヒムセルフ」、アート・ブレイキー「モーニン」
俺がよく聴くジャンルは、ジャズ、ロック、あとブルースにソウル。全てファンキーなのが好きだ。ファンキージャズ、ファンクロックetc。クラシックは全く聴かないので全然わからない。
【DIATONE DS-77HRX】
・バブル期のスピーカー。いにしえの59800戦争の勇士。重くてでかくて今では1本59800円では絶対作れないであろうシロモノ。
・3wayなためか、高音・中音・低音がバランスよく出る。ただし高音の伸びがよいわけではない。低音も30cmウーファーの割には出ていないが、無理なく必要な分はでている。
・押し出しがなく、そこで鳴っているという感じ。迫力はない。ただしスピーカー自体がある程度でかいので、あくまで大きさの割には迫力がないということ。
・音の分解能はたいしたことがない。定位もたいしたことがない。癖がない鳴り方をする。高音も低音も主張がなく、とんがったところがない。押し出しもない。つまりまったりとした鳴り方。ただし俺はこのスピーカーを10年以上使っていたので、このスピーカーの音が俺の標準になっているという面もある。
・古いのであちこちへたっているとは思う。本来がどの程度の実力かはよくわからない。
・押し出しが弱いのでJAZZ向きではなくクラシック向きかと思っていたが、分解能や定位がたいしたことがないことがわかってきたので、そこまでクラシック向きではないのだろう。押し出しが弱いことを除けば古いJAZZなら悪くはないと思う。
【JBL 4305HWX】
・ソウルやファンクを聴くならいいだろうと思って買った。その通り、ソウルやファンクのライブなんかは臨場感があり最高。クラプトンのアンプラグドがやたら良く聴こえる。音が前にドンドンと出てきて音の波につつまれるような感覚になる。ライブ会場にいるみたい。1日に何回も繰り返し聴いたりした。
・逆にJAZZを聴かなくなった。特にピアノトリオを全く聴かなくなった。2WAYでホーン+ウーファーという構成だと中音が弱くなるのだろうか、ピアノの音がとんでもなく荒い。セロニアス・ヒムセルフはほぼピアノソロのアルバムだが、音が荒くて聴いていられないレベル。逆にJAZZだとサックスやトランペットはとてもいい感じに鳴るのだが、それでもピアノの音がひどすぎるのでJAZZ向きとはいいがたい。ドラムの音も軽いし、ちょっと低音も弱い気がする。
・まとめると、高音の伸びは抜群によいが、中音が荒く、低音が軽い。つまりバランスはよくない。
【QUAD 11L2】
・韓国経由のものをヤフオクで買った。送料込みペア5万弱。これで十分。
・送られてきて早速つないだら、なんじゃこりゃという音だったので1週間ほどエージングをしたら良くなった。(ミニコンポに逆相でつないで、布団かけてエンドレスで流した)
・中高音は77HRXよりも綺麗に鳴る。77HRXで十分だと思っていたが、比べると77HRXが荒く聴こえた。低音も十分に出ており締まっている。ただしミニスピーカーの限界か、低音再生に余裕はそれほど感じない。
・音の定位感も分解能も高い。しかしその割りに音は柔らかく聴き疲れしない。音が前に出る感じは77HRXと4305HWXの調度中間ぐらい。
・しばらく聴いているとわかるが、高音のシャリつきが気になる場合がある。(ドラムのハイハットなど)。置き方やアンプ・CD等が変われば印象もかわるかもしれないが。
以上、参考になれば。オーディオの批評文というのはあてにならないものだと思う。特にべた褒めしている文章は駄目だ。ここがまずいとか、気に入らないという点が書いてあれば、そこにこそ着目すべきで、有用な情報だと思う。
DIATONE DS-77HRXは、自然な音がなり聴き疲れしないが、大きさの割りに迫力がなく、高音はあまりのびず、低音も強くはなく、定位も分解能もたいしたことがない。あと1988年製ということで中古で買うのはちゃんとした店じゃないとリスクが高い。誰かがくれるなら使ってみてもいいかもしれない。
JBL 4305HWXはソウルやファンクや古いロックを聴くのには最高だが、中音が荒く、ジャズは事実上きつい。俺はジャズではピアノが一番好きなので、ピアノの音が荒いのは痛い。セッティングやアンプ・CDを変えてもカバーしきれない気がする。美音系のアンプ・CDPであっても音の出口が荒ければ荒い音になるのだ。
QUAD 11L2はコンパクトで低音から高音までしっかり出る。ヤフオクで韓国経由のものが5万程度で売っているが、保障がないだけで十分につかえるのでこちらをオススメしたい。ペア5万ならばC/Pも高くいいスピーカーだと思うが、高音のシャリつきが気になる。セッティングを変えたりもう少しエージングすれば変わるのかもしれないが。
4305HWXはクセが強すぎるのでオールマイティには聴けない。77HRXと11L2では総合力で11L2が上だ。よって77HRXは引退して11L2を使っていこうと思う。4305HWXをどうするかは考え中。
今のところQUAD11L2で一応は満足している。これで高音のシャリつきが取れて低音にもっと余裕が出れば文句はない。ただし低音に関して言えばサイズの問題もある気がする。小型のスピーカーで頑張って低音を出すよりある程度大きなスピーカーで余裕をもって低音を出すほうが、少なくとも俺は好きな感じであると思う。4319が出て在庫処分になっている4318でも買ってみるかな~。
ちょっとオーディオの沼にはまりかけてしまうけれど。
参考リンク
http://audio-heritage.jp/DIATONE/diatoneds/ds-77hrx.html