今回は『武蔵一宮氷川神社』へ参拝してきました。武蔵一宮氷川神社は埼玉県さいたま市に鎮座されます神社です。

 

武蔵国の総社である大國魂神社ではさいたま市大宮の氷川神社は三ノ宮として紹介されていますが、室町時代の『大日本国一宮記』では 一宮とされている見解もあるようですね。

とても綺麗なケヤキ並木の氷川参道を歩いて第三の鳥居へ向かいます。

 

武蔵一宮氷川神社の御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)稲田姫命(いなだひめのみこと)大己貴命(おおなむちのみこと)です。

須佐之男命(すさのおのみこと)は『古事記』では建速(たけはや)須佐之男命、『日本書紀』では素戔嗚尊と表記するそうです。

 

氷川神社へはこれまで相模原氷川神社と喜多見氷川神社へ参拝してまいりました。その総本社が武蔵一宮氷川神社なんですね。

須佐之男命(すさのおのみこと)は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の間に産まれたと紹介されている事が多いようです。

 

『日本書紀』では伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子と記されていますが、『古事記』では伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から戻った後で川で禊祓い(みそぎはらい)をする際に鼻を洗った時に生まれたとされています。

須佐之男命(すさのおのみこと)はとても気性の激しい性格だったそうで、天照大御神(あまてらすおおみかみ)との誓約(うけい)や天岩戸(あまのいわと)の物語も有名です。

 

乱暴な行動が多かったため高天原(たかまがはら)から追放されてしまいました。天上界から追放されてしまった出雲の国では、八つの頭を持つ大蛇八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した勇敢な神様なんです。

そして須佐之男命(すさのおのみこと)と一緒に祀られる稲田姫命(いなだひめのみこと)は、脚摩乳(あしなずち)と手摩乳(てなずち)の8番目の美しい娘であり大蛇八岐大蛇(やまたのおろち)から救うことを条件に妻に迎えられた女神です。

 

さらに御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)は須佐之男命(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)が結婚された子孫とされています。

大己貴命(おおなむちのみこと)は大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名であり若年期の名前です。

 

大国主命(おおくにぬしのみこと)は出雲神話の始祖であり、『古事記』に記されている因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)が有名な心優しい神様です。

因幡の白兎の物語は『古事記』にしか記されていないそうですが、『古事記』『日本書紀』で伝えられる有名な神話が"国譲り"です。

 

"国譲り"は大国主命(おおくにぬしのみこと)が治めてきた日本列島を、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の子孫である天孫に譲るという内容です。天皇家の支配権の正当性を伝えているそうです。

境内をまっすぐ進み新池を渡ると、手水舎は楼門の手前左側にありました。武蔵一宮氷川神社は左側通行なのかもしれませんね。

 

見事な楼門を潜ると正面に舞殿があり、その奥に拝殿があります。

今回も無事にお参りに来れた事の、感謝の気持ちを伝えましたキラキラ

 

武蔵一宮氷川神社が大好きな理由に大宮公園があります。

境内にはまだ摂社が鎮座されますが、東門から大宮公園へ向かってみます。

 

大宮公園は大宮駅の東北、約1.5kmに位置しています。

さくら名所100選や日本の都市公園100選に選定されており、埼玉県で一番歴史のある県営公園として多くの方に親しまれてるそうです。

 

素晴らしい景観で多くの人が公園内を楽しんでいました。

博物館や陸上競技場に野球場さらに児童遊園地まで。お店もあって軽食も食べる事ができて、本当に羨ましい憩いの場所ですね。

 

武蔵一宮氷川神社に戻って東門の手前に、門客人神社(もんきゃくじんじんじゃ)と御嶽神社(みたけじんじゃ)が並んで鎮座されます。

右側の御嶽神社(みたけじんじゃ)の御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)で国土経営の神々と紹介されています。

 

大己貴命(おおなむちのみこと)は武蔵一宮氷川神社の御祭神でもあり、少彦名命(すくなひこなのみこと)は大国主命(おおくにぬしのみこと)と国造りをされた神様です。

そして左側に並ぶ門客人神社(もんきゃくじんじんじゃ)の御祭神は足摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)です。武蔵一宮氷川神社の御祭神である稲田姫命の御親神です。
 
そして楼門を出て神池を渡ると六社鎮座されます。

住吉神社(すみよしじんじゃ)、神明神社(しんめいじんじゃ)、山祇神社(やまつみじんじゃ)、愛宕神社(あたごじんじゃ)、雷神社(いかづちじんじゃ)、石上神社(いそのかみじんじゃ)です。

 

住吉神社(すみよしじんじゃ)の御祭神は底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、上筒男命(うわつつのおのみこと)、伊弉諾命が身を清めた時に生まれた神々であり航海の神です。

 

神明神社(しんめいじんじゃ)の御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、伊勢の神宮に祀られている皇室の祖先神。須佐之男命(すさのおのみこと)の御姉神であり太陽神です。

 

山祇神社(やまつみじんじゃ)の御祭神は大山祇命(おおやまづみのみこと)、足摩乳命(あしなづちのみこと)の御親神。山の神。諸産業の神。

 

愛宕神社(あたごじんじゃ)の御祭神は迦具土命(かぐつちのみこと)、火を司る神。

 

雷神社(いかづちじんじゃ)の御祭神は大雷命(おおいかづちのみこと)、農林業の神。

 

石上神社(いそのかみじんじゃ)の御祭神は布都御魂命(ふつのみたまのみこと)、神武東征軍を救った刀の神。戦の神。健康の神。

そして右手には天津神社(あまつじんじゃ)です。御祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)と共に国土経営に携わった神。医学薬学の神。恵比須様。


参道の反対側には松尾神社(まつおじんじゃ)が鎮座されます。

御祭神は大山咋命(おおやまくいのみこと)です。酒造、水の神です。

 

さらに松尾神社(まつおじんじゃ)から西駐車場の方へ向かうと、宗像神社(むなかたじんじゃ)が鎮座されます。

宗像神社(むなかたじんじゃ)の御祭神は多起理比売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、田寸津比売命(たぎつひめのみこと)です。

 

須佐之男命(すさのおのみこと)の御子神。多起理比売命(たぎりひめのみこと)は大己貴命(おおなむちのみこと)と夫婦神。弁天様。

そして宗像神社(むなかたじんじゃ)の反対側には稲荷神社(いなりじんじゃ)が鎮座されます。

 

稲荷神社(いなりじんじゃ)の御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。

須佐之男命(すさのおのみこと)の御子神であり食物の神様です。

 

そして摂社末社ではありませんが、手水舎の裏側への西駐車場へ向かうところに蛇の池があります。

古来蛇は水神の化身とされ、御祭神の須佐之男命はその大蛇(八岐大蛇)を退治した伝承に因り、水を治める神とされる。御祭神の神意神徳に由来し、この池は蛇の池と呼ばれている。

蛇の池は境内の神池やその先に広がる見沼の水源の一つで現在でも地中深くより水が湧き出ている。この神秘的な湧水があった為に、この地に当社が鎮座してとも伝えられ、氷川神社発祥の地と云われるそうです。

蛇の池は以前は禁足地だったそうですが、現在では道も整備され、水路にはアジサイや蛍を放生されるそうですよ。

 

主祭神や摂社末社の御祭神の紹介ばかりになってしまったようです。でも本当はもっと語らなければならない気持ちもあったり。

 

須佐之男命(すさのおのみこと)は荒々しい乱行により天上界から追放されてしまったそうですが、出雲の国では八つの頭を持つ大蛇八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したヒーローでもあります。そして東京都府中市に鎮座されます大國魂神社の御祭神、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)の祖神(そしん)なんです。個人的にはとても馴染み深い神様なんです。晴天に恵まれ気持ちのいい参拝ができました。

 

そして無事に帰宅できてブログに記録しています。この感謝の気持ちを伝える為に、またお礼に参ります乙女のトキメキ