Ultra Proteusは1994年に発売されたE-MUの音源モジュールです。今ももすぐ弾けるセッティングになっている大好きな音源モジュールです。

購入当時仕事をするうえで必要だった音源モジュールは、ローランドSC-88やヤマハMU80など高性能な国産DTM音源でした。そこへ追加したDTM音源でないアメリカの暗色でした。

 

DTM音源に慣れ親しんだ自分には、その音色は当時とても新鮮でした。当時の正直な感想は「生楽器そのもの」「リアルで存在感ある音」といった印象でした。しかし機能面では貧弱だと勘違いしていました。アメリカらしい図太いサウンドが好きだったのですが、日本のDTM音源があまりに優秀だと思えたのかもしれません。

たった2行の表示を見ながらボタンとダイヤルで操作しなければならないエディットは慣れてなかったんです。本来音色エディットはそういうものだったんですね。

 

当時の仕事の傾向として、DMT音源は殆どシーケンスソフト側で操作していました。

Ultra Proteusはエクスクルーシブもコントロールチェンジも受信するのですが、当時「Ultra ProteusがGS規格だったらなー」と考えていた事を思い出しますエクスプレッションとか対応してませんしね汗

 

当時はGMというMIDI統一規格があり、他社のGM音源との互換性がメリットでした。各社それぞれGM規格を拡張して、楽曲データには発音前の1小節目に「GSリセット」「XGシステムオン」「GMシステムオン」など入力していたんです。前回再生の設定をリセットしていたんですね。

更にエフェクトなどセットアップし、曲中にもフィルターなど動かすといったDTM音源の豊富な機能に慣れていたのです。

 

DTM音源と比べてしまって機能面では不満もありましたが、Ultra ProteusのどんなDTM音源にも埋もれない音色をとても気に入って使いました。プリセットでもピアノは今でも大のお気に入りです。

パラアウトから出力して外部のエフェクトとしても使ったりしていました。Ultra ProteusはZ-Planeフィルターが有名でしたが、自分には音作りにはあまり興味がありませんでしたけれど。

 

Ultra ProteusはDTM音源の便利さを補って余りある最高の音源モジュールでした。約30年前に感じていた感想です。現代では容量の多いソフトウェアシンセの方が良い音ですよね。想い出だけでも良いんですキラキラいつまでも手放したくない音源モジュールです乙女のトキメキ