能のお稽古76回目

大西常商店で謡のお稽古。

「東北(とうぼく)」の3回目。謡本にある「崩ス」の意味がわからないので、先生に教えていただく。

「当たり前の音階でなくなるという意味。本来の節回しを崩します。ウキとあってもほとんど浮かず、下音は下の中に下げます」

「下の中」という中間音が出しにくい。

先生は、障子の棧を使って音の高低を示してくださったのでよくわかった。