中学受験「濃度の問題」からみた「大学受験予測」 | 天王予備校(高知県) ウサ山先生の塾日記

天王予備校(高知県) ウサ山先生の塾日記

方法論ではなく
やり切る能力(人生観)を改める

大学受験に必要な能力
「量をこなす能力」を身に付ける

 

  土佐中学の入試(理科濃度の問題)

 

昨日に引き続き

 

旭教室で過去問演習を

 

行っています。

 

 

 

濃度の問題で

 

硫酸銅・五水和物からみの

 

問題が出題されています

 

 

 

もちろん

 

「結晶の重さ」

 

「硫酸の粉末の重さ」は与えられており

 

硫酸銅五水和物のような

 

単語は出てきません

 

 

 

しかしやっていることは

 

セミナー化学そのものです。

 

 

比を駆使して

 

解答していく問題なので

 

比が苦手な子の場合

 

なかなかしんどいことになります

 

 

 

算数も比を駆使しますが

 

理科も比を駆使します

 

 

 

上位層は

 

ああそんなもんだと

 

すぐに理解します

 

 

 

比の組み合わせも

 

何の問題もなく

 

スイスイ解いていきます

 

だからこその

 

偏差値60以上なんですね

 

 

 

 

ただ

 

ボーダー層は

 

当然のように比の概念が

 

中々頭に入りません

 

 

 

比の計算に酔わないように

 

早い段階から

 

練習を積むべことが

 

このランクの受験生の

 

大きなポイントになってきます

 

 

 

 

中学入試

 

県外入試に受かる子は

 

このあたりもあっさり理解していきますし

 

大学入試の際も

 

余程さぼりまくらない限り

 

高3からのスタートダッシュで

 

そこそこの大学に合格して行くのは

 

このタイプです

 

 

 

 

 

  モル濃度の計算(中3の授業)

 

化学基礎の範囲ですが

 

私立中学は

 

中3でこのあたりの勉強をします

 

 

 

ここでも

 

硫酸の密度が絡んで

 

モル濃度と

 

質量パーセント濃度を

 

変換する問題があります

 

 

 

授業では

 

型紙を用意して

 

その中に数字を入れていけば

 

一行問題は解けるよう指導しますが

 

こんな型紙がなくても

 

特に教えなくとも

 

自力で解いていく子がいます

 

 

 

そのタイプ

 

学芸であれば

 

間違いなく上位

 

土佐であっても

 

平均を割るという事は

 

まずありません。

 

 

 

そんな子は

 

高3でクラブを引退した後

 

爆伸びしたりします

 

 

 

 

しかし

 

土佐・学芸の生徒さんで

 

このあたり10回練習しても

 

問題文が変われば

 

やはり鉛筆が止まる

 

そんな生徒さんも

 

一定数在籍しています

 

 

 

 

そういう子は

 

文系であったり

 

指定校推薦を検討した方が

 

受験の世界ではいい思いが

 

出来ると私は思います

 

 

 

こちらが感心するほど

 

真面目でさえあれば

 

このあたりの問題が出来なくとも

 

早稲田あたりの指定校を

 

あっさり獲得しますからね

 

 

 

 

 

  理系科目は残酷

 

 

英語は進学校に合格するような子の場合

 

1年間真剣に勉強すれば

 

誰であっても高得点が可能です

 

 

 

 

しかし

 

数学・物理といった科目は

 

仕上げるのにかかる時間が

 

人によっては10倍以上ちがう

 

残酷な科目です

 

 

 

 

できなくとも

 

やりたいことがあれば

 

理系を選択すればいい

 

そうおっしゃる先生もいます

 

 

 

 

しかし

 

自立学習型の塾で

 

自習室の様子と合格先を

 

10年以上見つめてきた人が

 

同じ発言をするとは

 

とても思えません

 

 

 

もちろん

 

今はFランクの大学があり

 

理系であっても

 

数学不要

 

理科も基礎理科だけでOK

 

名前を書けば合格する

 

そんな大学もありますから

 

そこでよければ

 

理系に進めばいいとは思いますが・・・

 

 

 

 

 

しかし

 

いつぞやのブログで書きましたが

 

Vectorを導入している

 

広島の塾の先生が

 

推薦で理系に進んだ生徒が

 

大学の授業について行けずに

 

留年の危機にさらされて

 

また塾に通ってくる生徒がいる

 

そんなことをおっしゃていましたね

 

 

 

 

すごい時代になったものです

 

 

 

 

  模擬試験

 

27日・28日は

 

共通テスト模試です

 

現高3生と高2生が受験しています

 

 

 

高3生は

 

現在の仕上がり具合の確認に

 

高2生は

 

共通テストがいかに難しいか

 

身をもって体験するために

 

受験してもらっています

 

 

 

 

共通テスト

 

本当に公平なんでしょうかねえ

 

 

 

 

どうみても

 

現代文が得意な子が

 

有利な試験です

 

 

 

 

じゃあ

 

現代文を勉強したら

 

そんな話が出てきそうですが

 

解答のお作法は身に付けられますが

 

読解の本体は

 

一朝一夕には変化しません

 

 

 

 

どう考えていいのか

 

人によって大きく意見の分かれる

 

大きな問題だと思います