入試問題など英語の長文を読んでいると、内容の面白いものにちょくちょく出会います。
これはある国立難関大の過去問からですが・・・
人は新しい知識や意見に触れてものの見方が変わってしまったときに、それ以前の自分がどんな風に考えていたかをうまく思い出せないらしいのです。
そして、新しく得たその知識や意見を、自分がもともと持っていたもののように勘違いしてしまうらしいのですね。
そのため例えば、誰かが下した決断のせいで結果的に物事がうまくいかなかったときなどに、その人を責めてしまったりする。まるで自分は最初からそれがうまくいかないことを予測できていたかのように、です。
自分や身の回りの人の言動に思い当たることはありませんか?(笑)
"I - knew - it - all - along" effect, 「自分にはずっとわかっていた」効果と呼ぶそうです。
ところで皆さんは問題集などを解いていて、あとで正解を見たときに、「ああ、そうだった。知っていたのにうっかり間違えた。何でこんなこと書いたんだろう。ちょっと勘違いしただけだ。」という風に感じることはありませんか。
それはもしかしたらこの、「自分にはずっとわかっていた」効果による錯覚かもしれません。
正しく答えられなかったということは、やはりきちんと理解や練習が足りていなかったのかもしれませんね。。。