チベット医学の哲学的な基礎はカムそのものによって現されています。
このカム・エネルギーの概念は、私の師であり古代チベットの歴史に明るいDr.ニダによるとチベット発祥の思想とのこと。
カムはチベット土着の宗教であるボン教に由来し、西チベットにあったシャンシュン王国(紀元前~643年)にて誕生しました。実際、多くの古代のテキストにもシャンシュンで使われていた事を示す記述があります。
カム は中医学(中国医学)の五行説と似ていますが、そもそも五行説はその昔、中国の学者が西チベットを旅した折り、故国に持ち帰った幾つかのボン教の文化の一つです。
八卦と呼ばれる易の六つのサインもこの時中国に入り、中国では真ん中の3本の指で見ますが、チベットでは手の平と指を含む内側の手の部分で表します。
このことは、チベットでは仏教に由来しないものを軽視するきらいがあり、あまり一般には知られていません。
カムとチベット医学とのかかわりは次回、書きたいと思います





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