京都は、関西に行った折にはよく立ち寄るのだが奈良へはなかなか足が向かなかった。
雨雲が京都に居座っていて、奈良と京都の降水確率を見、さらに天を仰ぐと雲の量からして圧倒的に「奈良へ向かえ」と啓示を受けてる気がした。
近鉄電車で500円。友人のJRカードを借りたのでそれもタダ。このお返しには九州の果物を送ることにしよう。
近鉄奈良駅を出てすぐの案内所で観光地図をもらう。
ついでにどう回ったら良いかアドバイスを、と聞くと「時間はどのくらいで?半日早め?」と赤鉛筆で回る場所にマークし矢印で結んでゆく。
何か出し物を見てるかのように手慣れてて分かりやすい。プロである。
興福寺、東大寺、二月堂(ここは絶対立ち寄れと力強くリコメンド)、春日大社
これで駆け足3時間でしょう、と。
奈良の街は鹿だらけである。神の使者である。
犬は、犬を食った者の発する臭いを感づき警戒すると言うが、近寄ってくる。
鹿は全くのんきなものである。そう言えば阿蘇の牛もそんなもんだ。
背中の斑点が成獣でも消えない。角が丸くて繊毛が生えている。
いつも山で会う鹿とは違うようだ。
興福寺で3年ぶりに阿修羅像に会う。博物館では360度ぐるりと見られたがここでは正面だけであった。
どっち側だっけ、唇を噛んだ顔に萌えてしまう。
そのまま東大寺に向かい大仏様の許へ。
天井裏に続く階段の急さに、「これはまるで罰ゲーム…」これを上り下りせねばならぬなら、ここの小坊主にはなりたくないもんだ。と、へんな所に感動した。
二月堂! 高校の時は来なかったのか?ここは素晴らしい。
建造物の素晴らしさもさることながらお水取りや大松明などその行事の複雑さなどまさしく神秘的。
休憩所のセルフ茶と湯飲み洗いのしきたりも面白い。
ミズ観光案内所が重点を置いたのも頷ける。
ここで授かったおみくじ。
すんばらしい。生涯初の凶。ありがたやありがたや。
九州の神社は信徒を甘やかすので凶はないらしい。
ヨーロッパの神話の神々など悪魔か神かワカランほどの悪行三昧である。
たとえばcf.我が子を食らうサルトゥヌス
そう言えば阿修羅に関するインド神話もなかなかの物語である。
神社は回廊が見物ですね。
このあと春日大社を周り、砂糖商伊藤茂七寄進の大灯籠を始め、当時の大阪の豪商の繁栄ぶりを想像させる灯籠合戦が興味深かった。
これにてお盆関西巡り、一巻の終わりであります。
























