おかげ様でニュースクール【ミライワライ】沖縄0期校が開校しました。
本格的な開校は2024年全国15校以上でスタートとなりますが、今年は0期として子ども達11人でスタートとなりました。
入学式と言っても形式ばったものではなく、スラムダンクの桜木花道に変装して髪の毛も真っ赤にして登場しました。
副校長のシンガーソングライターのにっくんが歓迎の歌を歌い、それと同時にみんなが着てきた真っ白のカッターシャツに絵の具でシャツをデザインするところから始まりました。
その後は竈門でご飯を炊くためにキャンプのスターターキットで火を付け、火が着いたときには感動!
かまどで炊いたご飯でそれぞれが持ってきたおにぎりの具でおにぎり大会。
海ぶどうおにぎりや、うまい棒おにぎりなどめっちゃ個性的でした。
このうまい棒おにぎりが美味しかったので皆さんもぜひやってみて下さい。
その後は子ども二人のバトルが始まり殴り合いになりそうな喧嘩。
一人が鼻血を出してまさかの展開。
でも、それぐらいの元気があることは頼もしいことです。
一番、困るのは魂が抜けたようなやる気がない子ども。
それに比べたら泣きながら喧嘩するエネルギーは将来、違うところで発揮してゆくと思っています。
お昼ご飯を食べたら森の中でてんつくマン対子ども達の相撲大会。
子ども達で束にかかっててんつくマンを倒しました。
国技と言われている相撲。
なんで日本は国技が相撲なんやろうって不思議じゃない?
きっとそこにはめっちゃ深い意味があるんやと思うんです。
そして、相撲を実際にやってみたらやっぱ子ども達の力が育ってゆくのを体で感じます。
森の中相撲は、体や心を鍛え、さらに諦めない力や、倒すための知恵をつけたり、みんなで相談して倒すためにコミュニケーションをとるなど生きる力を育てるために毎週やりたいと思っています。
カンボジアやフィリピンなどに行って圧倒的に違うのは子ども達の生きる力です。
カンボジアの子ども達なんか何回、放り投げてもかかってきます。
しかし、日本の子どもは戦おうともしない。
これに未来を不安に思っていたわけです。
全員がかかってきたわけじゃないけど、ミライワライの子ども達はガンガンかかってきました。
昨日は倒されるまでに10分近く時間があったけど、おそらく一年後にはすぐに倒されるぐらいになるのでしょう。
嬉しい負けを体験してみたいわけです。
森相撲の後は障子紙を広げ、これからやりたいことや、ミライワライにあったら嬉しいものを描きました。
ディズニーランドに行きたい!
子どもカフェをしたい!メニューもすでに決まってました(笑)
プールや滑り台が欲しい、スイッチやパソコンが欲しいなど沢山の思いが描かれていました。
これからどうやってそれをゲットしたり、現実にしてゆくかを考えてゆきます。
分からないを分からないで終わらすのではなく検索をする。
ミライワライではこの検索力を圧倒的に高めてゆきます。
使えば使うほど自分の力に出会えない5つの言葉があります。
1、無理
2、難しい
3、分からない
4、怖い
5、めんどくさい
今はめっちゃ言ってるけど1年後にはほとんど言わなくなっていると思います。
最強の問いかけは「今、自分が出来ることはなんだろう?」
この問いかけが自然に出来るようになったらその子は間違いなく将来楽勝です。
これからもミライワライでは生きる力を身につけてゆきます。
初めは緊張していた子ども達が最後はもう何年も前から友達やったみたいにいっぱい笑って来週を楽しみにしてくれることが嬉しかったです。
16時で終わりやのに18時まで森の中で睦月とトーキーは遊んでいて、迎えにきたお母さんに
睦月が「僕なこの森に住みたい」って言うてくれてめっちゃ嬉しかった。
今年は週に一回のミライワライですが、週に一回でもスクスク育ってゆく子ども達の成長を楽しみにしといて下さい!
自主的に森に普段でも森に来て家作りや、マンゴーの手伝いなんてしてくれる子が増えたらな〜って思いました。
子どもは可愛い。
一人で沖縄にやってきた蓮は昨日、初めて一人で寝れました。
今はゲームばっかりやってるけど、これがやりたい!を見つけるまでゆっくり待ってやろうと思います。
これからも子ども達の応援よろしくお願いします。
⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️
第二回目のミライワライ終了!
今回も先週に続きまたバトル3連発。
小学校2年の蓮は自分の思いを口に出して伝えるのが苦手。
「一緒に遊びたい!」を上手く伝えられずちょっかい出してちょっかい出して最後にキレられる。
後、「〇〇変わって」も上手く言えず、結果、相手を怒らせてしまう。
そして、キレた相手に暴言を吐かれて怒る。
これがパターンになっている。
それを悪いとは全く思わないし、問題だとも思ってない。
むしろ、蓮は素直に伝えれないことが歯痒いんやろうなって思いながら今は見守ってる。
この二週間、ぶつかることによって互いが成長していっているのがめっちゃ分かる。
先週、蓮と四年生の恵晴は大喧嘩した。
恵晴は蓮に蹴られて鼻血を出した。
でも、恵晴は年上やから蓮にツネられても腕を叩かれても手を出さんかった。
先週、「こんな二人が将来、めっちゃ親友になるんやろうな〜」って言って終わった。
二日前、蓮は「水曜日、恵晴は来るんかな?」ってちょっとビビってた。
でも、今日、嘘みたいに二人は親友になっていた。
びっくりするぐらい先週のことはまるでなかったかのように何かが繋がってた。
今日の感動ポイントは、二人の中の良さもそうやったけど、
午前中は昼ごはんの芋掘りをした時、笑莉と小夏が一生懸命芋を掘ってくれて、一瞬にして友達になって「お泊まり会をする」って盛り上がってた二人の笑顔。
また、食べるアート(お昼ご飯)は中学一年生の琉友がメインでスタッフのあゆみーぬとほとんどやってくれた。
将来、コックさんになりたい琉友。
黙々とカレーを作ってくれる姿に「兄さん!」って感じで感動。
そしてまた、今日も森相撲!
今日は蓮も初参加、俺に何回も倒されながら小学2年のトーキーも俺に捕まり投げられそうになると「ごめんなさい」って謎の謝りをしながら何回も葉っぱをかけてきて向かってきてた。
相撲をするとその子の体の状態や精神状態や性格がめっちゃ分かる。
恵晴は間違いなくラグビー向き!
ぜひ、ラグビーチームに入って全日本に入ってほしいぐらい。
そして、昼ご飯の後は子ども達だけの時間。
ミライワライでは大人が一才関わらず、子ども達だけの時間を大切にしたいと思っている。
学童の視点で言うと、それは危ないだろう、大人が見とかないと行けないだろうという気持ちも分かるが俺らは小さい時、遊ぶ時なんて大人なんて一人も見守ってなかったし、子どもだけで自由に遊んでた。
その大人がいない子どもだけで遊ぶ時間がおそらく生きる力を成長させたんやと思う。
大人が居たら絶対に何かあったら大人に聞いたり大人に問題解決させようとする。
だから、子どもだけの時間を大切にする。
子ども達の時間が終わって戻ってくるとと新しく入ってきた小学校6年の女の子笑莉と蓮がバトル。
でも、その時に二人の間に一番上の陽渚太と恵晴が入って二人の話を聞くのよ。
その聞き方が素晴らしくて「どっちも悪くないんやで、大事なんはその時、どんな気持ちやったかをお互い言うことなんやで」って聞いてあげてるの。
先週、蓮とバトってた恵晴がこの聞き方。
ほんまに学ばせてもらうわ。
中学一年生の陽渚太も蓮に話を聞きながら、笑莉の気持ちを代弁してると蓮はそれが悔しくて何度も陽渚太の腕を殴った。
でも、陽渚太も先週の恵晴と同じで痛みを我慢して蓮に寄り添ってた。
多分、蓮の歯痒さを二人は分かってるんじゃないかなって思った。
蓮は気持ちを伝えるのが苦手なだけ。
上手く伝えれないことが悔しくて、そして、みんなと仲良くしたいのに、気がつくと相手を怒らせてしまうことがもどかしい。
「僕、みんなと仲良くなりたいのに、気がついたら相手を怒らせてしまう、自分のこと嫌いになりそうやわ」
そう最後に言うてた。
ミライワライは基本、小中高大一貫校。
小学生から大学生までを受けれて異年齢でやっている。
今回、子ども達は異年齢で育てるのがベストやとハッキリ分かった。
小さい子は感情のまんまぶつかれば良い。
それを年上の子が寄り添って我慢して分かってくれることを信じくれている。
正直、俺らも初めての事ばかりでめっちゃ体力的には大変。
でも、子ども達の成長を見れることがほんまに愛おしい。
今は週に一回やけど、毎日、子ども達がミライワライに来始めたらどれだけ強く優しくなるんやろう。
って想像するだけで鼻血が出る。
いつか、蓮が喧嘩してる小さいこども達に、話を聞いて「二人とも悪いんじゃないねんで」って言うてる姿が目に浮かぶ。
昨日も散歩中、草刈りをしてるおばあちゃんを見つけたら、「おばあちゃん無理せんといてや、体気つけてや、草刈り手伝うわ、てんつくマンも手伝って」ってまさかのキャラ。
畑の草刈りなんて絶対普段「やりたくない!」って言うのに、おばあちゃんのためなら出来る。
基本優しいのよ。
成長なんてちょっとちょっとでいい。
みんな凄い!
これからもミライワライの子ども達を応援してやって下さい。
よろしくお願いします。