フランスから弾丸で2日間だけ、阪神の試合を観るために戻って来ました!
戻って来てよかったー
昨日は野球を観ながら、リーダーとは何が大事かを見せてもらった。
ラミレス監督には申し訳ないが、経験値の違いと、選手の気持ちを考えれる矢野監督と考えれなかったラミレス監督の違いによって奇跡の物語が生まれた。
しかし、それは分析してゆくと奇跡ではなく起こるべくして6点差はひっくり返った。
先発、阪神は安定感のエースの西!
横浜はエースの今永ではなく阪神戦でいいピッチングをしていた石田。
奇策をラミレス監督は選んだ。
昨日一日試合を観せてもらい感じたのは
矢野監督は選手が気持ちよく野球が出来る選手が納得する采配で
昨日のラミレス監督は完全に迷っていたので選手の中に???と気持ちをバラバラにしてしまう采配だった。
結果、気持ちが一つになった阪神が逆転した。
それではメンタルコーチとして昨日の試合の大きなポイントを語ろう!
まずは先発は西!
これは誰もが納得する!
西で負けたら悔いはない。
一方、横浜は石田の奇策。この短期決戦で大事なのは選手のモチベーションをどれだけ上げれるか!
作戦としてはいいのかもしれないけどエース今永としては面白くないし、信頼されてないと受け取る。
石田は少し不安定だけど無難に抑えて行く。これはラミレス監督の作戦が成功と言える。
一方、西は初回から筒香にホームランを打たれるなどして、5連打で一つもアウトを取れずノックアウト!
しかし、ここでノーアウト1.2塁で守屋投入!!
ここで横浜はバントもエンドランも盗塁もなく単調な攻撃で守谷に完璧に完璧に抑えられる。
これは守谷を少し舐めたかもしれない。
一方、横浜の石田は打てそうで打てない!
阪神の選手としてはいつでも崩せそうな感じやったけど崩せない!
阪神のガルシアは安定していてまったく打てそうになかった。横浜としては島本に変わった時、ラッキーと思った。
案の定、かわりっぱなの島本を捉える。
そこで矢野監督は島本で打たれたらしょうがないとこの回、最後まで島本に投げさせる。
これが選手への信頼してるぞ!っていうメッセージを他の選手に送る事にもなる。
こういうのがリーダーとしてめっちゃ大事やねん。
目の前の点だけを考えない采配やねん。
7対1で横浜は今永にスイッチ!
この地点で横浜勝利は90%。
いや、99%と言っても言い過ぎではない。
それぐらいいいピッチャーやから。
しかし、今永の気持ちを考えるとこのタイミングは複雑。
でも、なんとか気持ちを切り替えて阪神打線を簡単に打ち取ってゆく。
今永が投げてる時、これは試合が決まったなと思うぐらいの空気が完全に横浜スタジアムに流れていた。
しかし、7回から横浜は好投してる今永からバリオスを投入!
この采配によって阪神の逆転劇が始まった。
阪神の選手は今永から7点取るのは至難の業!
ほぼ無理!
しかし、バリオスに変わった瞬間「ラッキー!」
って思う!
その気持ちが早速、連打に繋がる!
エース今永にしたら正直
「一体、俺はなんやねん!かなりの説明がなければ納得できん」
って思うやん。
これね短期決戦で一番やったらあかんチームがバラバラになる采配で選手の気持ちを考えない自分の采配に溺れる采配やねん。
だってあのまま投げればさすがエースってなるのを奪うんやからね。
あのまま、石田ー今永で横浜は勝ちやった!
それは誰もが思ってた。
バリオスからチャンスを作ると横浜は慌ててエスコバーを投入!
そこに今年一年、誰よりもベンチで声を出してた北條にチャンスが回ってくる!
監督は会うたびにいつも僕らに
「北条はスタメンに出れなくても腐らずに誰よりも声を出してるんです!」
って語ってくれる。
9月7日も晩御飯を食いながらも、大山をこのまま使うか北條を使うかを悩んでいた。
話を聞いてたら明らかに監督の中では決まってたけどデーターが邪魔していた。
「データーに囚われず奇跡を起こすためには風を吹かせる采配が必要やから直感を信じて下さい」だけ伝えた。
そのあと、まさかの大山も北條も両方使う戦略できて6連勝の奇跡でクライマックスシリーズまでやってきた。
その北條が見事に期待に応えてホームランで5対7
横浜はリリーフ陣が安定せず、逆に阪神は完璧!
エスコバーは8回も続投!
(あれ?ピッチャーおらんのか?)
案の定、8回もチャンスを作り横浜は焦って
阪神の投手陣は島本は打たれたけど他は完璧に抑えた。
2点差まで追いついた後の阪神の岩崎の三者連続三振で逆転行ける!の気持ちは高まる!
しかし、横浜は今永以外、リリーフは全員、打たれる!
8回2アウトから木浪がしぶとくタイムリー!
そして慌てて国吉を投入!
ここで木浪に変えて代走植田!
バッター近本で植本は盗塁、そこで近本は打ってツーアウト1塁3塁。
ここでまたまたお祭り男の北条にまた回る!
ここで横浜バッテリーは近本に易々と盗塁させる。
明らかに走ることが予想されてるけど、三塁ランナーの代走植田の足が速いから横浜バッテリーは近本が走ってもボールを2塁に投げることさえ出来なかった。
そして、その盗塁によって逆転のランナーが二塁に行った為、外野は前進守備。
そこで北条がセンターオーバー。
普通の守備位置ならばただのセンターライナーだった。
しかし、球は転々と転がっていった。
つまり、こうやってすべての矢野采配が当たり、早く動いたり、不可解な采配のラミレス監督によって横浜は敗れた。
昨日はとにかく分かりやすい監督の経験の差が出た試合やった。
しかし、横浜はいい選手がいっぱいいるだけにもったいなかった。