加藤が今、テレビやラジオで吉本批判をしている件について、ほとんどなんもない吉本東京事務所から一緒にがんばってきた仲間として先輩として言わせてもらうわな。


ひょっとしたら一般の皆さんは


「加藤、よく言った!」

「加藤すげー」


って思っているかもしれない。


でも、俺は


「おいおい加藤、お前の宮迫や亮を守ってやりたい気持ちも分かるけど偏りすぎてるぞ。もうちょっと人間っていう生き物を勉強した方がいいぞ、そのやり方では収拾付かんことになるぞ」


って伝えてあげたい。


「加藤はさ、宮迫と亮があの記者会見で嘘をついてるとは思わないと宮迫と亮が言うてることが全部正しくて吉本側が全部悪いことみたいな言い回しをしてるやんか


あんな、俺もあの記者会見を見た時さ、あの2人は嘘なんてついてないと思ったで


正しく言うと嘘なんかついてなくて、俺らは正直に包み隠さず話したと思ってる。


加藤が亮に電話して聞いたら、あの時に藤原さんは居なかったって言うてたので、ここまで吉本は嘘をつくのかって吠えてたやんか


2人はな嘘をついてない


いや、正式に言うと嘘をついたとは思ってない。


吉本側の記者会見もさ、加藤は嘘ばかりついて保身に走ってると思ってるやろ。


でもな、岡本も藤原も嘘をついてないし、ついてるとはまったく思ってない。


じゃーなんやねん!


両方、真実を語ってるのになんでなんで真実が一つじゃないねんって思うやん?


実はさこれが人間なんよ。


俺もさ、吉本にいる時、まる番組をやってる時、あまりにも作家さんが書いてきた脚本がおもろなさすぎて、1回目のオンエアー見てあまりにもオモロなくて脂汗でてさ、すぐにその番組の吉本のプロデューサーに会いに行って


これはまずいと思います。面白くないと思いながらみんなやってるから、こんなん誰も幸せにならないので、作家さんが書いてくれたコントをみんなでどうやったら面白くなるか考えてセリフ変えてもいいですか?


って直談判したのよ、そしたらさそのプロデューサーさんがさ、やっとお前みたいな奴が出てきた!って言うてくれてどんどん意見していけばいいって言うてくれたから、若手芸人集めてみんなで脚本片手に意見出し合ってリハーサルでアレンジしたのを作家さんに見せたらさ


何、勝手に変えてるの?


って言うから、みんなで考えてこれの方がおもろいよねを考えました。


って言うたらその有名な放送作家さんが


一語一句変えてもらったら困るって言うのよ


嫌々、テレビに映ってるのは俺たちなんで、俺らはこれを見られて評価されるので、おもろないと思いながら出来ないです。


このセリフを変える一件に関しても、〇〇さんに了承もらってます。そうですよね〇〇さんってそこにいた〇〇さんに尋ねたらその吉本のプロデューサーが

おれ、そんなん言うたかな?ってとぼけやがってさ


もう俺はこのおっさんとは出来ないわって、その新番組を売れてない癖に自分から辞めてん。


これが俺から見た真実やねん。


でもな、そのプロデューサーがこの事を喋ったらたぶん、そこは違うそんなんじゃなかったって言うし、他の芸人に語らせたらまた、違う真実が出てくるねん。


でも、誰1人も嘘ついてないねん。


これ、どういうことやと思う?


これが人間やねん。


加藤だってそんな経験したことないかな?


同じ場所に居たのに、自分と違う事を言う奴。


でもな、そいつはこう言うねん。


俺は嘘なんかついてないって。


そう、嘘なんてついてないねん。


じゃーなんやねんって、人間はな生きるために脳が勝手に自分の都合が良いように事実を違うように書き換えて行くねん。


だから、誰も嘘ついてるとは思ってないねん。


たがらさ、加藤は2人が言うてる事が事実で吉本側が嘘ついてるって決めつけてもうてるのがまずいのよ。


だってな、2人はもう精神状態なんかギリギリでさ、どうやったら家族を守れるか、どうやったら生き残れるか?って生きてる心地してなかったと思うねん。


たがらさ、2人が言うてる事が全部真実って思ってテレビであの発言をするって言うのはちゃうと思うねん。


テレビを見てる人は加藤が言うてる事が正しいと思い、悪いのは吉本ってなって今さ、番組があの事件と関係ない吉本叩き的なことになってるやん。


俺もね今回の大崎さん岡本も含めて、吉本の勧め方は問題やと思うし、2人はなんらかの責任を取らなあかんと思う。


それは同意見やで。


ても、人間ってそういう生き物やって事を分かっといてほしいねん。


俺は二年半、本気で追いかけた映画を撮影2日前に無期延期にしてしまった時、その時にある事ない事めっちゃ言われた。


それこそ一緒にやってきた身内の人間が事実じゃない事をいろんな人に言うてるのを聞いてめっちゃショックやった。


あの時はこいつ地獄やなって思ったよ。


今のお前みたいに。


でもな、ちゃうわ。


あいつは嘘なんてついてないし、あいつの脳が自己防衛で自動的に自分を守るように記憶を書き換えてただけなんやってわかる。


だから、加藤、お前の気持ちはわかる。


でも、今のお前のやり方は偏りすぎてる。


たぶん、俺は大崎さんにもダウンタウンさんにもお世話になったダウンタウン派やから、今も自動的に守ろうとしてるかもしれん。


加藤、俺らが考えなあかんのは、みんなが笑える落とし所や。


もう、真実は分からへんという事を分かった上で発言しような。


頼むで」