ライトトラップ
今日は、余り昆虫ネタが無いので、先日のライトトラップを取り上げます。
実はこのライトトラップは別段、特別な昆虫の飛来は無かった。
場所はスキー場で行うつもりだったので、幾つかの糞虫の飛来ぐらいは期待していたが、普通種が2種のみだったのが成果と云った処だろうかな?。
天候は晴天だった。
今夜の月齢は半月よりは少し暗いと云う処。
日の入り時刻は18時17分。月が沈むのは20時46分時頃。
さらに山地なので山影に月が隠れるのは19時半頃。
辛うじてライトトラップは行えると考えて遊びに出かけたわけだが~!
こんな感じの一夜になった。
此処は兵庫県北部の某スキー場。
スキー場のゲレンデをのぼり,時刻は18時半、ライトットラップを設置する。
モチロン、冬とはまるで雰囲気は違い、夏の夕方からのスキー場は動物が走り回る草原です。
此処に通じているのはこの様な砂利道だけ。
遠く離れた下にスキー場の中間施設が見れる。
(スキー場の名前が判らないように施設の撮影は避けました。読者で何処か判る人は、コメントでは内緒でお願いします)
ちなみに山の写真の1枚目の稜線向こうの反対側は、熊出没を耳にする村が麓にあるので、熊ホイッスルは持参している。
(帰宅中に鹿が車の真横で立ち止まったので熊ホイッスルを鳴らしたが逃げなかった。熊に対応できるのかは不明だナ)
現地に着くと晴天だが、頂上の山頂は雲で隠れた様子が見られる。
ライトトラップを行うのは20時からと決めていたが、周囲が暗くなると車のヘッドライトを消すと、いるはずも無い「物の怪」の気配さえ感じてしまう。
時刻は19時、まだ薄明るいので車内で音楽でも聴きながら時間つぶしをしていました。
姫路からは片道119キロを走り込んでのライトトラップは19時で気温が22度と云う状況。
時間の経過と共に、車のヘッドライトを消すと真っ暗になる暗闇で、恐くて「おしっこを漏らす前」にと19時半からトラップの点灯を始めた。
写真で時間の経過順に添付していきましょう。
ライトを点灯して一番最初に飛来したのが、糞虫類だった。
カドマルエンマコガネ
ゴホンダイコクコガネ
其のままライトを消灯するまで飛んではきましたが、最初の1時間の間が一番飛来数が多かったようです。
その次は~。
ツノアオカメムシ(邪魔なぐらいに多いです)
左コクワガタ、右ノコギリクワガタ
コクワガタは数匹、ノコは1ペアだけだった。
パタラキシタバ(カトカラの仲間は、この種だけだった)
ガムシも飛来します
ムギヤガ
アメバチorアメバチモドキの仲間
アミメクサカゲロウ
フタホシドクガ(図鑑ではあまり多くないと記載がある)
ヤママユガ(これが飛んで来るとバサバサと音がするので暗闇が祭りの様
クルマスズメ
ハグルマトモエ
マダラツマキリヨトウ
オオアヤシャク
エビガラスズメ
クリシギゾウムシ
(普段は気にとめない虫も、これと云った昆虫が飛んで来ないので今日は記録します)
バッテリーの残数が30パーセントをきったのでライトを消灯したのが22時。其処から小さなキャンプ用LEDランタンで片付けを行い、22時半に山から下りました。
自宅に着いたのが翌日2時前だった。
山にライトトラップに行きたいと焦っていましたが、帰って来ると面白い昆虫が飛んで来なくても気持ちが納得できるものです。収穫が無くても遊べれば良いだけなのかもしれません。
此のライトトラップで捕獲したゴホンダイコクコガネ、カドマルエンマコガネ、クリシギゾウムシは、ブログネタ不足なので、後日紹介したいと考えています。