キマダラカメムシ
初令幼虫
キマダラカメムシは、東南アジアや台湾などに生息しているカメムシの仲間です。
日本には東南アジア産の外来種と云われていますが、既に江戸時代に長崎から広がり、現在は関東各地で生息域を広げているようです。
2021年の状況では北限は群馬県とされていますが、年月の経過と共に北に向かって生息域を広げるだろうと考えられています。
成虫の体長は2センチ近くになり、日本では一番大きなカメムシになりますが、今回紹介する初令幼虫は2ミリほどの大きさです。
キマダラカメムシは卵から孵化するとタマゴの殻を囲んで、2~3令まで集団で過ごしますが、その後は散らばり個々で成長していきます。
ニシキキンカメムシなどの集団形成とよく似ていますが、キマダラカメムシの方がきちんと並んで行儀が良いようですね。
今回は、成虫ならばよく見かける外来種のカメムシですが、初令幼虫となると目立たない事からブログで簡単にとり上げてみました。
参考までにキマダラカメムシ初令幼虫は兵庫県姫路市内で2023年6月7日にビワの葉で見つけています。
下の写真が成虫の姿
下の写真は参考までにニシキキンカメムシの初令幼虫