オナガサナエ 兵庫県 2021年10月 | 昆虫漂流記

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近年は、昆虫だけにとらわれず、自然全体から、
観察する眼を持ちたいと思いますのでよろしくお願いします。

オナガサナエ

兵庫県

2021年10月

体長は60~65mm。雄の尾部の付属器(尻尾の先の大きめの部分)は他のサナエの仲間と比べても長く大きいのでオナガサナエと呼ばれています。

成虫は5月下旬頃から9月頃まで見られますが、この様に10月に入っても翅の破れた個体が、見かける事が出来ます。
オナガサナエは日本特産種で本州、四国、九州など広く分布していますが、近畿地方では生息地が減少しているとの事です。

 

雄の個体 

兵庫県赤穂郡上郡町産 2021年10月

 

雌の個体

兵庫県姫路市東部方面産 2021年10月

さて、
このサナエトンボは、かなり人懐っこいトンボで、私の傍から離れようとはしないで一定の距離をとりながら留まっていました。
腕を伸ばして素手で捕まえようとすると、やはり慌てて逃げるのですが、やはりそんなに離れていない範囲に留まるのです。
でもどうしても素手では捕まえる事は叶いませんでした。
そんな時間を秋の初めに過ごして、のんびりと自然を楽しんでいました。