ムカシトンボ
兵庫県姫路市北部
2021年5月3日
まとまった山塊がある渓流部に生息しているトンボでムカシトンボ科のムカシトンボで日本特産種です。
図鑑などで書かれている「生きた化石」と云われるトンボがこの仲間になります。
先ず、最初にお断りしておきます。
ピンボケ写真ばかりです。申し訳ない!!です。
止まらない、留まらない、飛ぶのがヤンマの仲間たち以上でとても速い、飛ぶコースが一定でないなどの盛り沢山の条件の中での撮影でした。
生息している場所は一昨年に見つけていたので、この辺りで撮影すれば何とか撮影できるかな?と考えていましたが、どうにもなりません。
飛ぶスピードが速いのでシャッター速度をいつもよりも速めて、絞りは程々の値でISO感度の値を上限設定しなかったので、画像も粗目になってしまいましたようです。
どんなトンボなのかこれじゃあ判らないので、最後に昨年に採集していたムカシトンボの標本で紹介しておきます。
こんなトンボです。
捕虫網で捉えるのは簡単なのですが、とまらないトンボを撮影するとなると飛んでる姿しかチャンスが無い。
そんな気持ちで撮影に挑みましたが、無謀な撮影に挑戦したような気分です。
いつの日か、これぞムカシトンボと云える写真を撮影したいものです。
今回の撮影は前回更新のオオルリの撮影しているすぐ傍になります。
ムカシトンボが飛行する場所がまだ日陰でトンボの餌になる小さな空中を浮遊する虫(蚊のような虫)が少なかったので、活動が不活性で見つからないだろうと考え、日向になり、小さな虫が沢山飛び出すまで待っている時間を、オオルリの撮影に切り替えた次第です。
やはり日向になると、トンボの活動も活性化されました。
此処から5月6日に追記しました。
ピンボケ写真と標本写真じゃ、自分で納得できなかったので、再度挑戦してきました。
今度は、トンボがとまっている写真です。
ムカシトンボはシオカラトンボやアカトンボの様なとまり方はしなくて、枝や葉に、ぶら下がる方法でとまります。
気温が高いと活動が活発で飛んでばかり(餌を捕ってます)でとまらない、夕方には高い枝先に留まり撮影は難しいと困ったトンボなのです。
とりあえずは撮影しましたので~!自分で自身を納得させました。(笑)
感想は?と云われると「渓流の水が雨で増えてて、カメラを持ったまま滑りそうで怖かったです」
最後に~。
余りこんな事は言いたくはないのですが、検索するとよく知られている「Wikipedia(ウイキペディア)」ですが、
「ムカシトンボーWikipedia」で使われている画像は、私の師匠の標本を無断で撮影されて掲載されている物です。
師匠曰く「標本は貸し出したが、撮影の許可は出していない」「無断撮影禁止の立て札があったはず」
(ムカシトンボ以外に、国内に多く存在しない珍品トンボ標本も貸し出していた為)
とおっしゃっておりました。
標本の形や師匠自作の標本ラベルから、この写真は無断掲載物と判断しています。
Wikipediaで使われている標本写真は佐用町昆虫館に常設展示物ではなく、
企画展の際に貸し出した際に撮影されたもので、持ち主は「赤松の郷昆虫文化館館長 相坂耕作氏」の収蔵資料です。
私が申し上げたいのは
「無断で写真を使うなら、自分で昆虫を探す努力をして、下手でも採集なり撮影なりしてほしい!」
「せめて、ちゃんと正確な出典元の掲載や持ち主さえも調べてから投稿するべきだ!」
「無断撮影で、ガラスの上から撮影てる為に標本箱のガラスの乱反射までもが写り込んどるやろ!」
以上ボヤキましたです。