昆虫旅日記 8月12日から8月14日 南信州から新穂高、松本盆地 第1話 出発  | 昆虫漂流記

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西日本を中心に昆虫を追いかけています。✌
東へ西へ、過去に未来に昆虫求めて漂流していますが、
近年は、昆虫だけにとらわれず、自然全体から、
観察する眼を持ちたいと思いますのでよろしくお願いします。

昆虫旅日記

 8月12日から8月14日

南信州から新穂高、松本盆地


第1話 出発
8月12日南信州~8月13日早朝 岐阜県新穂高到着まで

今回は昆虫ブログではなく、旅ブログのようなものです。

どうも悪しからずです。
出来るだけ昆虫話を、書いていこうと思いますが、ご期待は控えめでお願いします。
早い話が昆虫たちには、見放されてしまい、

予想が大失敗で全行程1070㌔のドライブになっていまいました。もちろん一人旅です。
失敗も笑い話のネタですので、、もし良ければご覧頂けたら光栄です。

 

では日記がてらの、お話をどうぞ!


8月12日仕事を済ませて、前日に用意した物を車に。

姫路バイパス某インターをAM9:30出発。

播但自動車道から山陽自動車道、中国道、名神、中央道を走ります。
高速道路の渋滞は予想していましたが、大阪、京都県境あたりから、滋賀県栗東インター辺りまで、みっちり渋滞で大変。大変。


そのため、姫路からノーストップで長野県某インターまで走り込み、蝶を求めて、15:00現地へ滑り込み到着。
ここは7月に来た際に擦れ混じりのクジャクチョウを見かけていた為、年2回の発生では、この時期、綺麗な個体がいるだろうと考えて来てみたのでありますが?蝶がいない。いない。
歩き回ってみるが、いない。

昆虫の写真が少ないので、同じシータテハの構図違いを。

見かけたのは、擦れた、シータテハ、ルリタテハ(スバル型ではなかった)、多くのモンキチョウ、コミスジ、綺麗なミヤマカラスアゲハとカラスアゲハの吸水、アカタテハだけの確認だけで、日が傾いてしまいました。

こちらも同じミヤマカラスアゲハの構図違いです。


夜中に走って、早朝の新穂高に着く予定より、前日の時間を有効にと、少しでも早く出発と計画したのが間違いだったのか?今回の南信州の目的、失敗が決定的に。
腹立ち気持ちよりも、一気に緊張が解けて腹が空腹で、周りの、沢山のキイチゴを頂きまーす。

(キイチゴ、野イチゴ類の見極めが出来ない方は、簡単に食する事を止めておいて下さい。

中には食べられない実もあります。)

 

当地から離れようと車を進めると木の上からフロントガラスにお客さんが落ちてきました。

連れて行くわけにはいきませんので、車から近くのアジサイに降りていただきました。


その後、風呂屋を探して汗を流し、コンビニ弁当で夕食を済ませ、塩尻インター近く国道20号沿いの某公園(蝶の博物館がある小坂田公園)で20:00に就寝です。同じように県外ナンバーで車中泊の先客が20台ほど駐車済。キャンピングカーや屋根に自転車を積んだ車や、カヌーを積んだ車などで皆さん色々。


早朝、某公園を3:00岐阜県新穂高に向けて出発です。
国道から裏道にて昔の穂高への起点口、新島々を通過し、現在の上高地に向かう拠点、沢渡では、朝4:00前の時間で満車状態。それを横目に、平湯に近づくと、こちらの方がまだ車が少ない。

しかし気温が17℃。寒い。長袖をカバンからとりだした。

やはり連休に自家用車からバス乗り換えで上高地に入るのは至難の事情ですね。


今回は新穂高ですから、平湯集落を下り栃尾の宝橋から、道を左に折れて車をすすめた。

そう方向は反対ですが、この先に道の駅があり、駐車場に空きがあれば仮眠ができると考えていました。

着くとビックリ、溢れかえる満車状態です。周りの道路の空きスペースまで、停まっています。
これには、次の訳がありました。
来た道を戻り新穂高方面に走ると、いきなり通行止め!!!!!!うそ~。
崖崩れの工事の為、夜間8:30から翌朝5:00まで通行止め。
警備員さんから聞いたところ、昨日は2㌔ほどの待ち列が出来たそうで、其の為、本日は4:30に開通させるらしい。ちなみに私の車は前から3番目。只今時刻は4:00。後方には、車が列になっている。この順番では、待つのが賢明。
そこで、道の駅がいつもに増しての満車の意味が判りました。皆さん通行止めの為、道の駅で一夜をすごしたのですね。

 

さて、時刻どうりに開通したが、外はまだ少し暗い。
時間が余りかえっています。


あっそうだ。たしかこの先には!!まだ誰もいないはずの場所が。!!

新穂高の湯がある。


ここは、結構有名な露天風呂。
橋の上から丸見えで、午後の時間は、

皆さん堂々と橋下の河原の石に移動して、下半身をオープン展示され、チン列(陳列です)している温泉です。
もちろん、女性の方は水着着用でおられますよ。


ちなみに正式な利用時間は8:00からです。
今日はまだ時間も早く、誰もいませんが、気温が低く寒いので、私は足湯のみで我慢。

貸し切り足湯ですね。


道路には、途切れることなく、沢山の車が駐車場に向かって山をのぼっていきます。
彼らの車は、連泊するための、登山者用の駐車場です。


私もそろそろ、行きましょうか。

私が利用する、日帰り駐車場(登山客は断られます)は6:00からで前から5番目に並びました。

入庫時間になり駐車場の入口で、係の人に「山歩きなのですが、昼すぎに下山します」と了承を。

 

左俣谷に沿うようにそびえる笠ケ岳から続く山並み

 

車の後部ハッチを開いて、そこに座り朝食を摂りながらの眺めは、雲の切れ間から垣間見える、右俣谷の奥に望める西穂高から奥へ続く山並みと、左俣谷に沿うようにそびえる笠ケ岳から続く山並みを望み観ながらの山麓での時間。贅沢!!!!!。 自分の世界に入り込んでいます。

右俣谷の奥に望める西穂高から奥へ続く山並み


もっともロープウェイでは、これ以上の景色は、凄く楽しめますよ。
(以前は、頂上の西穂口の駅から、ロープウェイ直下の急斜面がスキーの上級コースでしたので景色を観ながら滑られた方もおられるでしょう。笑ってしまうほど、楽しいコースでしたね。

急斜面、非常に狭く、不規則なコブ、場所によって深雪でかなりハードなゲレンデで思い出深いはず)

 

さて、では出発準備が出来ましたので山歩き開始です。(登山ではありません。)


今日は、近場での散策ですので、登山届は出していません。

しかし昼食、飲み水、雨具に安全の為には山靴は必要ですね。


参考までに、「岐阜県北アルプス遭対協、警察」への登山届用紙が様式が変更になっていたようです。

今回比べてみたところ、変わっていた事に気が付きましたので1枚、持ち帰りました。

数年前に持ち帰った旧様式用紙があり、列記しておきますので、見比べて、現地で慌てないように参考に。

登山届の用紙を初めて見られる人にも! 「こんな用紙なのですよ。」

 

こちらが旧様式です。行程欄(行動日程記入欄)が完全に書き込み式でしたが、新様式では、そちらが大きく改善されて、書きやすくなっていますね。

 

ただし、比べているのは旧様式が冬・春山用で 新様式が夏・秋山用になっていますが、

前回も今回も8月に持ち帰っていますので、現場には季節に関係なく置かれているのでは?

上が表面、下が裏面

 

ここからは新様式です。簡素化されて、行程欄は線で引くだけになっています。

上が表面、下が裏面

 

  

 

 

駐車場も複雑ですので、参考に

駐車場は用途によって分かれています。

 

(注釈)

新穂高周辺は、人が散策できる場所は、

  • 白出沢出合を経由しての穂高、槍ガ岳に向かう右俣谷。
  • 笠新道、小池新道からの笠ケ岳、双六岳、三俣蓮華岳に向かう左俣谷。
  • ロープウェイを利用しての山頂の千石平周辺、中間駅の鍋平高原(車での乗り入れも)
  • 中尾地区周辺からの焼岳へ。
  • 槍見館周辺からのクリヤ谷経由での笠ヶ岳
  • その他、色々数多く

人が入り込める場所は、各所ありますが、法律的に、昆虫採集可能な場所と不可能な場所がありますので、下調べをされてからの行動をお願いします。

また登山客も多く、採集可能な場所でも、それを知らない登山客より、網を持っていると注意される場合もあります。
なお、昆虫以外の動植物においては、全域で国立公園の自然公園法の適用に値する場合がありますので、下調べをお忘れなく。


今回の新穂高ネタの昆虫は、長野県での普通種の為、今回は、山歩きブログとして場所をオープンにしていくつもりです。

今回はここまでで、次の記事に続きます。

第2話では、山歩きが始まります。
(今朝、帰宅しましたので、今日は忙しくて、ここまでとします。よろしく)