オオミスジ 長野県南部 2017年07月15~16日 | 昆虫漂流記

昆虫漂流記

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東へ西へ、過去に未来に昆虫求めて漂流していますが、
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観察する眼を持ちたいと思いますのでよろしくお願いします。

オオミスジ 長野県南部 2017年07月15~16日

長野県南部から県境群馬県嬬恋へ  (昆虫旅日記 前編)


蝶を求めて1人出かけてきました。


7月15日、朝の仕事を終わらせ、前日準備の荷物を積み込み、AM9:30姫路を出発。
途中、大阪府茨木~滋賀県大津間の渋滞を少しイライラの運転で通り抜け、現地には予定時刻を遅れて15:00頃に到着。


流石に山に陽が隠れる少し前の時刻になったのですが、オオミスジは、食樹の周りを4~5頭が高くとんでいます。たまに低い位置に陣を張るのでその時を逃さずに撮影。


また西日本で見る事が出来ないクジャクチョウも久々に出会う事が出来ました。

少し時期外れの為に、スレ傷がありますが、私が学生時代にはクジャクチョウは、思い出深い憧れの蝶だったので今でも、当時の気持ちに戻ります。


16:00を過ぎに山影で太陽の光が届かなくなり蝶が飛ばなくなると、地元のおじさんが山から軽トラで降りて来ました。「どこから来たん?」から始まり、「熊に気を付けよ」「土用松茸送ろうか?」などの話に、和気藹々と当地の話も聞けました。

(怪しい雰囲気でしたので、住所は教えていませんので、松茸は届きませんので)

(お互いに怪しいと思われたのかも)

 

オオミスジは滋賀県の伊吹山脈から東には生息するのですが、関西在住の私は、以前に南アルプスの山間部にて遭遇し、ただ眺めていただけの蝶でしたが、前月に新しく出会った蝶友F氏に、長野南部でのポイントを教えて頂くことで、眺める蝶から、撮影の蝶に大きく飛躍出来ました。
さすがにF氏から、教えて頂いた時期とは、大きく外れていましたので、スレ傷個体ばかりでしたが、それはそれ、初めての撮影の蝶にそんな事は問題ではなく、嬉しい限りです。
またBESTシーズンに訪れる事が出来ればいいのですが、それは、またの機会の楽しみが出来ました。

 

車に戻り、近隣の風呂屋を探して汗を流し、道の分岐するJR中央線某駅周辺で夕食を済ませ、時間調整を兼ねてひと眠り。
近隣で花火があがっているか間の空いた打ち上げ花火の音が数発が聞こえます。

田舎町の花火は、のんびりとした情緒があり好きなのですが、ここからは残念ながら音だけでした。

 

今から峠を越えて、諏訪湖の東方の茅野から小県郡長和町にかけての大門街道周りの街燈巡り。
目的対象昆虫は、決まっていませんが、見新しい昆虫でも見つかればと考えていました。

数十キロ先の「長和町のマルメロの駅ながと」の道の駅にて今夜は、過ごすつもりで、のんびり車を流す予定が、黄色の灯りばかりで水銀灯や蛍光灯が少なく、また月齢の影響もあり、あっさりと道の駅に着いてしまいました。(極小型の蛾類は普通にいます。)
おかげで、今夜は、早めの就寝をとる事ができ、翌朝からの体力保持ができました。

 

 実はオオミスジがとまる姿は初めて見るのです。 

2017年07月15日撮影

 

乾いた道路や湿った道路にも降りてきました。 

2017年07月15日撮影

 

2017年07月15日撮影

この場所にて、最初に迎えてくれたのは、この個体です。

 

2017年07月15日撮影
少し面白く撮りたく、新芽2つは、ぼんやり撮影出来ましたが

蝶とのバランスが悪いみたいですね。

 

2017年07月15日撮影
こちらの梅の木で発生しているようですね。産卵行動も見られましたが、

その場所を見失いました。

 

2017年07月15日撮影
私の学生時代の憧れは、このクジャクチョウでした。

今では、何処に行けば見つける事が出来るのか判るのですが、

深い思い入れがある蝶です。

 

2017年07月15日撮影

子供の時から図鑑で眺める蝶でしたが、

高校時代に夏休みに長野県で住込みバイトで同級生が採集し、

譲りうけた標本は今では少し色褪せてしまいましたが、

今でも、大切にしています。

蝶の標本ではなく、「学生時代の思い出」という物に変わってしまいました。