子供の頃から、遊びながら見慣れた風景 2017-04-16 | 昆虫漂流記

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東へ西へ、過去に未来に昆虫求めて漂流していますが、
近年は、昆虫だけにとらわれず、自然全体から、
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子供の頃から、遊びながら見慣れた風景

2017-04-16


本日は、春の播磨平野の平凡な低山風景を記事にしてみます。


連日のギフチョウ観察(ブログ掲載以外にも数回出向いています)の為、ギフチョウが生息しない山で、少し気を抜いた山歩きをしてみたくなり、リフレッシュと脚力の維持の為、自宅周辺の低山歩きを試みました。

テレビを見ながら昼食を摂ったあと、気が向いたので、行ってきまーーす。


こんな自然を見ながらののんびり山歩きです。

この風景が私が小学生の頃から、小春日和に遊びの中で観て来た風景です。

 

アオダモ(コバノトネリコ) が至る所にあります。ウラキンシジミの食草です。

この花には私には、名も知らない小さな昆虫が集まってきます。

 

ガマズミ。

よくイモムシが付いていますが、かつて、持ち帰って飼育すると蛾にはならずに、ハバチになり自分の勉強不足を感じた事がありました。

 

コバノミツバツツジは、早春の山道をピンクの道に飾る低木です。

ミツバツツジがおしべが5本に対して、こちらは10本。

他の地方に10本おしべの近似種がありますが、本種が一番に開花します。

 

サトキマダラヒカゲ。

近年本種の分類に新論がありますが、今回はこちらで記載。

本年度は初見です。のんびり構えていたためピンボケの上にすぐ逃げられる始末。

でもこれから、沢山観れる季節になります。

 

ナミアゲハ。

通常よく見るアゲハチョウですね。

春は、ヒルトップ(丘の上、山頂)に登ると、♂が縄張りをめぐって集まってきます。

薄緑の捕虫網を広げておくと、自分から中に入ってきますよ。

でも飛んでる撮影は難しい。

 

クマバチ。

春の山道の少し開けた所には、必ず陣取ってホバリングしていますね。

ミツバチと同じく1度刺すと死んでしまいますので、よっぽど捕まえるなどの悪さをしなければ、

すぐそばを通っても攻撃はしてきません。顔は蜂の中でも愛嬌のあるやつ。

 

こちらの、飛んでる写真は蝶と違い、ホバリング中に簡単にピントが合いますので、背景は、ぼかしてみました。

 

季節が進むに従って蝶、トンボ、蝉、クワガタ、と小学生の頃より追いかけていましたが、最近はめっきり見られる昆虫が少なくなりました。

 

でも、今年特に減少したのに気付いたのがこちら

春蘭

こちらは2012年に撮影した株でまだ幾らか大株がありました。

沢山の花も持っています。

こんなに沢山花持ちの大きな株は大事にしたいものですね。

 

今年(本日)の写真です。

1月前から、探しまわっていますが、こちらの株と、まだ花が咲いていない小さな株を見つけただけで、この周辺(私が育った山々)から見られなくなっています。

 

植物は写真で撮るだけで、すべてを持って帰るのは寂しいものです。

せめて、株の1部や根元はそのまま残してあげたいものです。

それなら、何年も何年も沢山の人を楽しませることが出来たのに。