新年早々、去年の末のお話し | 進展の消化試合

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つれづれなるままに、一人日暮らし、スマホに心もとなく向かいて、記憶にうかぶ、アホな失敗話しなどを、記したるブログなりけり。

あけましておめでとうございます。

 

去年末に、父と再び温泉に行った記事をあげることができなかったので、とりあえず、それを完成させてから寝ようと思います。

 

 

群馬県では、県内の宿泊施設を使うと、県から補助が出るキャンペーンが再び始まりました。

せっかくだから、行こうかということになりました。

 

昭和一桁の父は、どうしても安いところに行きたがります。

娘夫婦が来た時には、4人一部屋に予約してしまい、

娘はカンカン!それは当然だと思う反面、父の顔を立てねばならず、苦労したこともあります。

そうした父のお気に入りが、

全国チェーン展開しているホテルです。

コストカットを徹底しているので、確かに安いのですけどね。

従業員の方と言葉を交わすこともなく、

なんか、ベルトコンベアーに乗せられているような気がして、1回行ったらもういいなぁと思っています。

ただ、父はお気に入りなのですよね。

 

安さではなく、 

お金を出しても、

気配りのある、少しの美味しい料理の宿に、私は泊まりたいのです。

贅沢かもしれないけど、せっかく温泉に行くなら豊かな時を過ごしたいのてす。

けど、父は行きたいらしく、蟹の食べ放題をオプションでつけるからということで妥協しました。

ここ何年か、蟹を食べてないので。

なんせ一人暮らしでしたから。

 

ともかく、せっかちな父と、のんびりな私。

親子でありながら、どうして、こうも正反対なのだろうかと思う。

目指す伊香保温泉には、1時間半から2時間もあれば到着できるのに、3時間前から、

 

そろそろ行こう!

 

と言い出す。

あまり早く行ってもホテルで待たされるからと言っても聞かないので、

途中、保渡田古墳群に立ち寄って時間を潰した。

父は古墳には興味があるので、誤魔化そうという作戦ですね。

それにしても、天気が良くて、眺めがいい。

 

古墳群の1つの頂上からの風景

 

まずは、東。

裾野がおそろしく長い赤城山が見えます。

 

 

 
 
西
正面のゴツゴツした山が妙義山。 右端で雲に隠れているのが、浅間山。
 
 
御荷鉾山という山で、その向こうが秩父です。
古墳の前方部です。
 
 
 
 
榛名山です。この辺りは、この山の麓の平原です。
 
 
 
この古墳群の近くには、古墳時代の豪族の居館跡が発見されるなど、かつての上野国の中心部だったのでしょうね。
 
父が早く、温泉に行きたがるので、ほどほどにここを後にしました。
いずれ、1人でゆっくりと、ここには来たいと思いました。
 
 
ホテルに着くと、
平日でありながら、お客さんが多かった。
歳をとった方が多く、元気なのですよね。
卓球のラケットや、カラオケのマイクを受付で受け取り、いそいそと廊下を歩いておられる。
温泉自体はいいのですけど、
全般的にガサガサした雰囲気がします。
 
夕食の時間が近づくと、
例によって、父はそわそわしだして、20分前から出発用意。
私は、あのガサガサ雰囲気が厭なので、食堂がオープンする前から列に並ぶのをやめようといいます。
オープンしてから行けばいいと思い、本を読んでいたのですか、
父は辛抱たまらなくなって、10分前には先に行っていると出ていってしまった。
先に行って場所を取るというので。
 
で、仕方なくオープン時間の直前に行ってみると、
父が受付の前で、怒って座っているのです。
 
一緒に入らないといけないから、待っていた。
早く来ればいいのに、私が意地になって来ないというので。
 
ま、いつまでも怒っているわけではないのですけどね。
ただ、バイキングは、前回来た時と、ほとんど料理は変わらないし、
カニも、確かにカニだったなぁということでしたが。
 
やっぱり、40年以上別々に生きてきた父とは、価値観の相違があって当たり前です。
今年こそ、お互いの距離感をうまく取った関係が持てるようにしていきたいと思います。